基礎公開 2026-08-21スワアビラボ編集部

スワップ比較サイトの数字は検証されているのか — 更新を止めた日を全部公開します

「疑わしきは載せない」と書いている比較サイトは、実際に何日載せなかったのか。当サイトは自動更新の記録から、更新を止めた日と理由を数えて公開しています。理由は3種類(各社の値を疑って止めた/自前の記事検査が赤で止まった/監査が未了で本文を保留した)で、これを混ぜると自分の実装ミスまで慎重さの証拠に見えてしまうため、分けて出します。止めた日の一覧と、この数え方で言えないことまで。

当サイトの更新処理は1日4回走ります。記録のある44日(2026-07-20〜2026-09-01)のうち、更新を止めたのは39回で、22日に分かれています。そのうちその日のうちに一度も公開が出なかった日は3日でした(データ生成日2026-09-02)。理由の内訳は自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)が19回・本文の変更に必要な記録がそろわず、止めたが8回・各社の値を疑って、公開用データの書き出しを止めたが6回・取得や書き出しの処理そのものが落ちたが6回です。 数えたのは更新処理が書き出す記録と失敗ログだけで、書き手の記憶や作業メモは使っていません。

止めても、サイトは動いていました。更新を止めると前回の内容が そのまま配信され続けるので、読む側から見ると通常の日と区別が付きません。 つまり公開しない限り、止めたことは誰にも分からない——だから一覧で出します。

比較サイトの数字が正しいかを、読む側はどう確かめるのか

比較サイトの数字は、たいてい「正しいこと」だけが書かれていて、正しくなかったときに何が起きるのかが書かれていません。 当サイトの場合、更新は取得したあとに検証を通し、通らなければ公開の手前で止まります。止まった回は前回の内容が残るので、 表の数字は古くなりますが、疑わしい値が新しく載ることはありません。

確かめられる形にするために、当サイトは3つを公開しています。 ①比較から外している行の一覧(算出方法の「比較から外している行と、戻した日」) ②どう検証しているかの体制(データの作り方と検証体制) ③実際に何回止めたか(このページ)。 ①と②は前からありましたが、③は書いていませんでした。体制を説明することと、実施の記録を出すことは別です。

なぜ「止めた日」ではなく「止めた回」で数えるのか

更新処理は1日に4回走ります。10時の回が止まっても、16時の回が同じ日のうちに 公開していることがあります。これを「日」で数えて「◯日間、更新が止まっていました」と書くと、実態より重く聞こえます——同じ日に更新された記録が残っているので、読む側が確かめれば食い違います。

そこで数える単位をにし、「その日のうちに一度も公開が出なかった日」を 別に出しています。2026-07-20以降で、それに当たるのは3日です。なお2026-09-02(このページを作った日)は、どの数にも入れていません——止めた回も公開の回もこのあと増えるので、その日のうちに数えると 数字が日中に動いてしまいます。当日分は日が終わってから数えます。また、データは公開したうえで本文だけ保留した回が15回あります。 これは公開が成功した回なので、止めた回には数えていません。

止めた理由は何だったのか

止めた理由回数意味
自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)19回自前の検査に落ちた、あるいは公開の処理が自分のコードの問題で失敗した回です。データではなくサイト側の問題で、慎重さの証拠ではありません。
本文の変更に必要な記録がそろわず、止めた8回本文の変更に必要な記録がそろっていないので止めた回です。数字を疑ったわけではなく、手続きが終わっていない状態です。
各社の値を疑って、公開用データの書き出しを止めた6回取得した各社の値そのものを疑って、公開用データの書き出しを止めた回です。「疑わしきは載せない」が働いた回はここに入ります。
取得や書き出しの処理そのものが落ちた6回各社からの取得や、公開用データの書き出しそのものが失敗した回です。相手のサイトの状態や実行環境も含みます。

この内訳を足して「39回とも慎重さの結果」とは読めません。自前の検査やコードの問題で止まった回(19回)と、 取得や書き出しが落ちた回(6回)は当サイト側の問題で、各社の値を疑って止めた回とは別物だからです。 分けたまま出すのは、混ぜると自分の失敗が検証の成果として数えられてしまうためです。

止めた回の一覧

日付回数理由その日のうちの公開
2026-07-203回各社の値を疑って、公開用データの書き出しを止めた×2/取得や書き出しの処理そのものが落ちたなし
2026-07-241回各社の値を疑って、公開用データの書き出しを止めたあり
2026-07-251回取得や書き出しの処理そのものが落ちたあり
2026-07-272回本文の変更に必要な記録がそろわず、止めた/取得や書き出しの処理そのものが落ちたあり
2026-07-281回取得や書き出しの処理そのものが落ちたあり
2026-07-292回本文の変更に必要な記録がそろわず、止めた/各社の値を疑って、公開用データの書き出しを止めた — I1 17件あり
2026-07-302回本文の変更に必要な記録がそろわず、止めた/各社の値を疑って、公開用データの書き出しを止めた — I6 1件あり
2026-07-311回各社の値を疑って、公開用データの書き出しを止めた — I3 1件あり
2026-08-011回取得や書き出しの処理そのものが落ちたあり
2026-08-054回本文の変更に必要な記録がそろわず、止めた×2/自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)×2なし
2026-08-061回自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)あり
2026-08-102回本文の変更に必要な記録がそろわず、止めた/取得や書き出しの処理そのものが落ちたあり
2026-08-191回自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)あり
2026-08-201回自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)あり
2026-08-211回自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)あり
2026-08-241回自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)あり
2026-08-263回本文の変更に必要な記録がそろわず、止めた/自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)×2あり
2026-08-273回本文の変更に必要な記録がそろわず、止めた/自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)×2あり
2026-08-284回自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)×4あり
2026-08-301回自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)あり
2026-08-312回自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)×2なし
2026-09-011回自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)あり

データを疑って止めた回には、何が起きていたのか

検証が挙げた件数は、記録が残っている範囲で合計19件です (承認済みの例外は除いています)。内訳は次のとおりで、1件でも残っていればその回の書き出しは止まります

検査件数何を見ているか
I117件同じ取引日について、各社の「何日分か」(付与日数)が食い違っていた
I31件取れているはずの値が欠けていた(相手が公表していなかった分は承認済みの例外として除く)
I61件1週間の中での金額の配り方が、ほかの社の形から外れていた

この19件は期間全体の合計ではありません。データを疑って止めた回のうち3回は、記録に内訳が 残っておらず、何件だったかを言えません。上の表はそれを除いた分です。件数は「疑わしい行の数」であって「誤りが確定した行の数」ではありません。 検査は説明の付かない形を見つけて止めるところまでで、 その先が相手の公表の問題なのか、当サイトの取り込みの問題なのかは、 止めたあとに1件ずつ調べています。

この記事が言えないこと

4つあります。読む前に知っておいてください。

  • 記録に残らなかった停止は数えられません。数えているのは 更新処理が書き出した行だけです。処理が起動しなかった回は「止めた回」ではなく、 どこにも現れません。
  • 理由の分類は機械が付けています。記録の文言と失敗ログの中身から 振り分けているので、どちらとも取れる回は取り違えうる形です。
  • 期間は2026-07-20以降だけです。それ以前の運用記録は残っておらず、 何回止めたかを言えません。44日という分母はそこから来ています。
  • 止めなかった回に誤りが無かった証明にはなりません。検査が見ているのは決めた項目だけで、見ていない種類の誤りはそのまま通ります。 当サイトが公開している「会社間で食い違いがあったか」の集計も、付与日数の記事で書いたとおりこの検査を通り抜けた後の数字です。

データについて

このページの数字は/data/publish-halts.jsonとして 配布しています(CC BY 4.0)。集計は当サイトの更新処理が書き出す記録から作っており、 日付・回数・理由の分類・検査が挙げた件数・その日のうちに公開が出たかを含みます。 検証の中身そのものはデータの作り方と検証体制算出方法に書いています。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は当サイトの自動収集データ(基準日 2026-09-02)に基づき、 ビルド時に自動差し込みされます。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

スワップポイントの比較サイトが載せている数字は、検証されているのですか?

当サイトについては、更新のたびに検証を通し、通らなかった回は更新そのものを止めています。更新処理は1日4回走り、記録のある44日(2026-07-20〜2026-09-01)で止まったのは39回、22日に分かれています(基準日2026-09-02)。理由の内訳は自前の検査やコードの問題で、公開を止めた(サイト側の問題)が19回・本文の変更に必要な記録がそろわず、止めたが8回・各社の値を疑って、公開用データの書き出しを止めたが6回・取得や書き出しの処理そのものが落ちたが6回です。

止まった日は、サイトの数字が古いままだったのですか?

ほとんどの場合は違います。1日4回走るので、止まった回のあとに同じ日の別の回が公開しています。2026-07-20以降で、その日のうちに一度も公開が出なかった日は3日でした。なお止まっても前回の内容は配信され続けるため、ページが消えたり空になったりはしません。読む側から見ると通常の日と区別が付かないので、この一覧を公開しています。

止めた理由を1つにまとめないのはなぜですか?

意味が違うからです。各社の値を疑って止めた回は「疑わしきは載せない」が働いた回ですが、自前の検査やコードの問題で止めた回(19回)と、取得や書き出しの処理そのものが落ちた回(6回)は当サイト側の問題です。まとめて「39回止めました」と書くと、当サイト自身の失敗まで慎重さの証拠として数えられてしまいます。

この数え方で言えないことは何ですか?

4つあります。①数えているのは更新処理が書き出した記録の行だけで、記録に残らなかった停止は数に入りません。②止めた理由の分類は、記録の文言と失敗ログの中身から機械的に付けたものです。③記録が残っているのは2026-07-20以降で、それ以前について何も言えません。④止めなかった回に誤りが無かったことの証明にはなりません——検査が見ているのは決めた項目だけで、見ていない種類の誤りは通り抜けます。

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