業者公開 2026-07-26更新 2026-09-08スワアビラボ編集部

みんなのFXのスワップポイントの読み方 — 組み合わせでの現れ方と2つのコース

みんなのFXのスワップポイント公表値を、当サイトが毎営業日記録している実測データで読み解きます。異業者両建ての組み合わせにどう現れるか、通貨ペアによって買いと売りの関係がどう変わるか、同じ会社の通常コースとLIGHTコースをどう見分けるかを、他社と揃えた1日あたり1万通貨あたりの数値で解説します。

この記事の位置づけ

この記事は、みんなのFXのスワップポイントを他社と組み合わせて見るときに何を押さえるべきかを、 当サイトが毎営業日記録している実測データで確認するものです。 数値の全件一覧はみんなのFXのデータページにあり、 ここでは読み方と構造を扱います。

基準日 2026-09-09 時点で、当サイトが確定として扱っているみんなのFXのデータは2026-09-08時点のものです(同じ時点の他社の中で最も新しい as-of は 2026-09-09 です)。 as-of のずれは各社の速さの差ではなく、当サイトが再観測で確認できるまで確定扱いしないことによるものです。

実測で見えた構造① — 組み合わせの片側に現れる回数

当サイトの実質エッジランキングは、買い側と売り側を別々の会社に置いたときの 1日あたりの差(円/日/1万通貨)を数値順に並べたものです。掲載は1通貨ペアにつき実質エッジが最大の 1組だけで(算出方法)、基準日 2026-09-09 時点では36件、 つまり36通貨ペア分が載っています。1件につき買い側と売り側の枠が1つずつあるため、枠は全部で72個です。 この72個をどの会社が占めているかを数えると、みんなのFXは23個(買い側9件・売り側14件)でした。 これは当サイトが数字を収集している10社の中で最も多く、2番目の8個を上回っています。 ここで数えているのはこの36通貨ペアの最良の組み合わせに限った回数で、 考えうるすべての組み合わせを数えたものではありません。

枠の合計は72です。並び順は枠数の多い順(同数のときは会社名順)で、この並べ方は算出方法に記載しています。 みんなのFXの23枠のうち2枠はLIGHTコース(表では「みんなのFX(LIGHT)」)として現れた行で、上の表では会社単位に畳んで数えています。 この表は各社の平均スワップを比べたものではありません(会社ごとに収集開始時期が違うためです。 なお当サイトは、同じ通貨ペアの中では1日あたり平均の高い順に会社を並べた表を通貨ペア別ページで出しています。通貨ペアをまたいで会社をひとつの平均で順位づけることはしません——取り扱っている通貨ペアの範囲が会社ごとに違い、比較の落とし穴にあたるためです)。 ランキングの各行は両社に共通してデータのある日だけで計算されています。

回数が多いことは、その会社の水準が高いことを意味しません。 実質エッジは買い側の会社の買いスワップと、売り側の会社の売りスワップを、符号のまま足した額です。 買いが必ず受け取りになるわけではありません(買っても支払いになる通貨ペアが実在します)。 片側に選ばれるかどうかは相手方の会社との差で決まります。 取扱ペアが広く、かつ他社と水準が離れているペアが多いほど、どこかの組み合わせの片側として表に載りやすくなります。 みんなのFXが入った枠は売り側14件・買い側9件で、売り側として現れる件数のほうが多くなっています。 組む相手が変われば数字も変わるため、会社単独では決まりません。

実測で見えた構造② — 円建てと、それ以外で違う

同じペアの買いスワップと売りスワップを符号のまま足し合わせると、 打ち消し合ったあとに何が残るかが見えます。集計期間 2026-08-11〜2026-09-09 の実測でみんなのFXの36ペアを見ると、この残り方が通貨ペアによって2通りに分かれていました

  • 円建ての17ペア(GBP/JPY・USD/JPY・AUD/JPY・EUR/JPY・PLN/JPY・NZD/JPY・CAD/JPY・TRY/JPY・SGD/JPY・HKD/JPY・MXN/JPY・ZAR/JPY・NOK/JPY・CZK/JPY・SEK/JPY・CNH/JPY・HUF/JPY)は、 足し合わせるとすべて0円/日/1万通貨でした。 期間平均が0なのではなく、集計期間内の1日ごとの観測すべてで買いと売りが同額・符号だけ逆です。
  • 円が絡まない19ペアのうち19ペアでは残りが出ており、 その大きさは符号を残した中央値で-0.07円/日/1万通貨でした (足すとプラスが残ったのが1ペア、マイナスが残ったのが18ペアです。 プラスは買いと売りを足すと手元に残る側、マイナスは出ていく側という意味で、 絶対値に丸めるとこの向きが読めなくなるため符号のまま出しています)。

ここでいう「足し合わせ」は買い+売りです。通貨ペア別ページに載せている「受け払いの幅」は 買い−売りで計算した別の指標なので、同じペアでも数字は一致しません。

読み手にとっての意味は単純です。円建てのペアだけを見て「この会社は買いと売りが対称だ」と 一般化すると、円が絡まないペアで外れます。同一社内で同じペアを買いと売りの両方で持ったときに スワップの受け払いが相殺されるかどうかは、会社の性質ではなくペアごとの記録として確認する必要があります。 同じ集計を他社について行ったものはGMOクリック証券の記事DMM FXの記事にあり、各社の全ペアの数値は業者別ページで確認できます(どれが良いという話ではありません)。 この記述は集計期間内の実測値についてのもので、将来も同じ設定が続くことを示すものではありません。

実測で見えた構造③ — 同じ会社に2つのコースがある

みんなのFXには通常のコースのほかにLIGHTコースがあり、 当サイトは両者を別の系列として記録しています。 集計期間 2026-08-11〜2026-09-09 でLIGHT側の数字を保有しているのは12ペア(AUD/JPY・CZK/JPY・EUR/JPY・EUR/USD・GBP/JPY・GBP/USD・HUF/JPY・MXN/JPY・NZD/JPY・TRY/JPY・USD/JPY・ZAR/JPY)です。

そして実質エッジランキングでは、同じ会社でもLIGHT側のほうが組み合わせの片側に選ばれている行が2件あります(ZAR/JPYMXN/JPY)。 同じ会社名で括ってしまうと、実際には別のコースの数字を見ていた、ということが起こります。

この記事のペア別の実測値の表は通常コースのものです。 当サイトが会社名ではなくコース名まで含めて別扱いにしているのはこのためで、 比較のときに揃えるべき点のひとつとしてスワップポイント比較の落とし穴でも扱っています。 2つのコースの金額が実際に同じなのか違うのかは、みんなのFXの通常とLIGHTで、スワップポイントは違うのかで 両方のコースに金額が出ている通貨ペアを毎営業日突き合わせています。

日付の扱い

公表カレンダーの日付がそのまま取引日を指すため、この会社の側では日付の読み替えが要りません。

ただし並べる相手の会社が同じとは限りません。 公表日付がロールオーバー日(翌営業日)を指す会社もあり、その表と同じ日付の行同士を突き合わせると、 1営業日ずれた値を比べることになります。当サイトは全社を取引日基準の統一日付に 変換したうえで集計しており、変換前の実測値と付与日数は通貨ペア別ページに日次で残してあります。 日付以外にも、付与日数・取引単位・期間・条件付きの値・事前公表値という揃えるべき点があります。

実測で見る取扱範囲

基準日 2026-09-09 時点で、当サイトがみんなのFXについて検証を通過した実測値を保有している通貨ペアは36ペアです(集計期間 2026-08-11〜2026-09-09、 付与日数が1日以上ある観測のみを対象とし、まとめ付与の値は付与日数で割って1日あたりに正規化しています。 通常コースの系列で数えています)。 このうち、他社2社以上と同じペアで数字が揃っていて横並びの比較ができるものは35ペアありました。 残りの1ペアは当サイトが数字を持っている会社が2社以下のため、横並びの比較対象からは外れます (数字自体はデータページに掲載しています)。 取扱ペアの広さは、構造①で見た「組み合わせの片側に現れる回数」の前提条件のひとつです。

ペア別の実測値(買いスワップの大きい順)

1日あたり・1万通貨あたりに換算した、集計期間 2026-08-11〜2026-09-09 の 通常コースの平均です(各列の意味は算出方法の6、単位の換算は8に記載しています)。

ペア買い平均
円/日/1万通貨
売り平均
円/日/1万通貨
同ペアの社数
当サイト観測
直近日
GBP/JPY160.59-160.59102026-09-08
GBP/CHF140.84-140.91102026-09-08
USD/JPY118.9-118.9102026-09-08
AUD/JPY102.14-102.14102026-09-08
USD/CHF79.47-79.55102026-09-08
EUR/JPY78.86-78.86102026-09-08
PLN/JPY75-7572026-09-08
AUD/CAD65.2-65.2752026-09-08

上位8ペアのみ掲載しています。

どの組み合わせに入っているか

構造①で数えた23枠の中身です。この表の数値だけは上のペア別表と期間が異なり、 両社に共通してデータのある日のうち直近約2週間ぶんで計算した「現在のエッジ」です。 ただし直近2週間の共通日が5日に満たない組み合わせでは、集計期間全体の平均を用います (算出方法)。

ペア買い側売り側実質エッジ
円/日/1万通貨
損益分岐日数
楽観/ストレス
共通日数
CHF/TRYみんなのFX外為どっとコム665.35— / —20
USD/CHF松井証券みんなのFX100.15— / —20
GBP/CHFSBI FXトレードみんなのFX96.34— / —18
EUR/CHFSBI FXトレードみんなのFX67— / —19
PLN/JPYみんなのFXSBI FXトレード37— / —19
USD/CADDMM FXみんなのFX24.89— / —19
EUR/GBPGMO外貨みんなのFX13.38— / —19
EUR/JPYみんなのFX楽天証券12.459 / 2220
GBP/USD外為オンラインみんなのFX11.8647 / 9419
AUD/USDGMO外貨みんなのFX10.719 / 1820
EUR/USDGMOクリック証券みんなのFX10.0710 / 1920
GBP/AUD外為オンラインみんなのFX5.6— / —19
SGD/JPYみんなのFXSBI FXトレード5— / —19
ZAR/JPYみんなのFX(LIGHT)松井証券4.0743 / —20
AUD/NZDみんなのFXGMOクリック証券3.75— / —20
CAD/JPYみんなのFXGMOクリック証券3.73— / —20
USD/JPY外為オンラインみんなのFX3.7330 / 6020
TRY/JPY外為オンラインみんなのFX3.72— / —20
CHF/MXNみんなのFX外為どっとコム2.12— / —20
MXN/JPYみんなのFX(LIGHT)GMOクリック証券0.95— / —20
CNH/JPY松井証券みんなのFX0.91— / —20
HUF/JPYGMOクリック証券みんなのFX0.57— / —18
CZK/JPYヒロセ通商みんなのFX0.1401 / 80120

この中で実質エッジが最も大きいのはCHF/TRY(買いみんなのFX×売り外為どっとコム)665.35円/日/1万通貨で、掲載36件中1番目です。 この2社に共通してデータのある日は集計期間全体で20日分あり (エッジの数値自体は、そのうち直近約2週間ぶんの共通日が5日以上あればその平均、足りなければ集計期間全体の平均です)、損益分岐日数は算出していません(両社ぶんのスプレッドの前提が揃わないか、現在のエッジ水準と減衰傾向では費用の回収に到達しないためです)。

この記事の数字を読むときの注意

  1. コースを揃えてください。 ペア別の表は通常コースの数字です。この基準日のランキングにはLIGHTコースが別の名前で現れる行が2件あり、 会社名だけで突き合わせると取り違えが起きます。
  2. 登場回数は水準の順位ではありません。 組み合わせの片側に選ばれるかどうかは 相手方の会社との差で決まります。当サイトが順位をつけるのは同じ通貨ペアの中だけで、 通貨ペアをまたいで会社をひとつの平均で並べることはしません(取り扱っている通貨ペアの範囲が会社ごとに違うためです)。
  3. 2つの表は別々の期間で計算しています。 ペア別の表は集計期間2026-08-11〜2026-09-09 の平均、実質エッジの表は直近約2週間の共通日 (5日に満たない場合は集計期間全体)で計算した「現在のエッジ」です(算出方法)。
  4. 数字は毎営業日変わり、約款・取扱いは公式が正です。1日あたりに直した前回値から±20%を超えて動いた値は変動アラートに記録しています。 取引条件・約款・両建ての取扱いは各社の公式サイトで確認してください(免責事項)。 揃えるべき点そのものはスワップポイント比較の落とし穴にまとめています。

まとめ

集計期間の実測で見たみんなのFXの特徴は3つでした。

  1. 異業者両建ての組み合わせの片側として現れる回数が72枠中23枠と、収集中の10社の中で最も多いこと
  2. 買いと売りの足し合わせが、円建ての17ペアでは0、円が絡まないペアでは残りが出るという形で分かれていること
  3. 同じ会社に通常コースとLIGHTコースがあり、当サイトが別系列として記録していること

いずれも会社の優劣ではなく、他社と並べるときに揃えるべき点として押さえておく事実です。

実測値の全件はみんなのFXのデータページに、 組み合わせごとの集計は実質エッジランキングに、 算出の手順は算出方法ページに掲載しています。

口座開設の手続き

みんなのFXの口座開設の流れは、当サイトの別の記事に まとめています。申し込みの手順、必要書類、ID・パスワードの受け取り方を、 公式サイトの案内から整理した記事です。その記事には、当サイトが公式サイトを読んだ日付も 書いてあります。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は、当サイトが自動で集めたデータ(基準日 2026-09-09)から、 ページを作り直すたびに入れ替えています。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。
計算ツール損益分岐日数 計算ツール

記事で見た数値を自分の条件で確かめられます。往復スプレッド費用を1日あたりのスワップ差額で割った日数(=損益分岐日数)を、計算例として表示する無料ツールです。

よくある質問

ランキングに最も多く出ているということは、みんなのFXのスワップポイントが一番良いということですか?

違います。当サイトのランキングは1社の水準を並べたものではなく、買い側と売り側を別々の会社に置いたときの1日あたりの差(実質エッジ)を数値順に並べたものです。片側に選ばれるかどうかは相手方の会社との差で決まるため、登場回数が多いことは「組み合わせの片側として噛み合う相手が多かった」という記録であって、単独の水準の高さを示すものではありません。当サイトは掲載値の水準や順位について推奨・勧誘を行っていません。

みんなのFXには通常のコースとLIGHTコースがありますが、この記事の数字はどちらですか?

ペア別の実測値の表は通常コースのものです。当サイトはLIGHTコースを別の系列として記録しており、集計期間の中では12ペアで数字を保有しています。実質エッジランキングでは、同じペアでLIGHT側のほうが組み合わせの片側に選ばれることがあり、その場合は「みんなのFX(LIGHT)」という別の名前で行に現れます。会社名だけで突き合わせるとコースの取り違えが起きるため、当サイトはコース名まで含めて別扱いにしています。

買いと売りのスワップポイントを足すと0になるペアと、ならないペアがあるのはなぜですか?

当サイトが公表しているのは各社の公表値の実測記録であり、社内での決め方は公表されていないため理由は断定できません。記録として言えるのは、集計期間の実測では円建てのペアで買いと売りが同額・符号だけ逆であり、円が絡まないペアでは足し合わせに残りが出ていた、という事実です。円建てのペアだけを見て「この会社は買いと売りが対称だ」と一般化すると、円が絡まないペアで外れることになります。

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