基礎公開 2026-08-18更新 2026-08-19スワアビラボ編集部

FXのスプレッドは会社でどれだけ違うのか — 円建て主要ペアを並べて数える

取引手数料はどの会社も0円ですが、買う価格と売る価格の差(スプレッド)は会社ごとに違います。当サイトが各社の公表ページから取得した値をもとに(取得日は本文に明記)、10社以上が公表している円建て通貨ペアについて、掲示の幅と1万通貨あたりの費用を並べます。掲示と社の数え方、この数え方で言えないことまで。

同じ通貨ペアでも、FX会社によってスプレッドは数倍違います。2026-08-19に当サイトが各社の公表ページから取得した値では、USD/JPYが最も狭い掲示で0.1銭・最も広い掲示で0.9銭(9倍)、EUR/JPYが0.1銭と1.9銭で19倍でした。 1万通貨の取引に直すと、USD/JPYで10円と90円の差になります。 取引手数料はどの会社も0円ですが、費用が同じという意味ではありません。

円建て主要ペアのスプレッドは、会社によってどれだけ開くか

10社以上が公表している円建てペアだけを、開きの大きい順に並べています (2026-08-19 に取得した公表値・1万通貨あたり)。

通貨ペア掲示最も狭い最も広い開き1万通貨の費用
EUR/JPY10件 / 10社0.1銭1.9銭19倍10円 〜 190円
AUD/JPY10件 / 10社0.2銭3.2銭16倍20円 〜 320円
NZD/JPY10件 / 10社0.4銭3.6銭9倍40円 〜 360円
USD/JPY11件 / 10社0.1銭0.9銭9倍10円 〜 90円

最も開きが小さいのはUSD/JPYの9倍で、 それでも1万通貨あたり10円と90円の違いがあります。

スプレッドは「何円」になるのか

円建ての通貨ペアでは、1銭(1pip)は0.01円です。1万通貨の取引なら1銭あたり100円になります。スプレッドは買う価格と売る価格の差なので、 ポジションを建てて解消するまでに1回ぶん負担します。

この費用は、スワップポイントのように毎日発生するものではなく、最初に1回だけ発生する点が違います。 受け取るスワップと払うスプレッドを直接引き算すると誤ります。 何日で費用を回収できるかという見方については損益分岐日数の解説で扱っています。

数えているのは「掲示」で、「社」ではない

表の「掲示」欄が2つの数字を持っているのは、1社が複数のコースを公表することがあるためです。 米ドル/円だけ掲示が11件なのは、みんなのFXの通常コースとLIGHTコースの2つを 取得できているためです(他のペアはLIGHTの掲示を取得できていません)。 最も狭い値・最も広い値は掲示単位で取っており、社数はその掲示が何社から出ているかを示します。

この数え方で言えないこと

  • 各社が公表しているのは「原則」の値です。早朝の流動性が薄い時間帯、経済指標の発表前後、市場が急変した局面では、 実際に約定する価格差はこれより広がることがあります。この記事の数字は 平常時に公表されている値であり、いつでもこの値で取引できることを意味しません。各社は「原則」の外側についても値を公表しています。それが広告に使っている値の何倍になるかは、早朝のスプレッドは広告値の何倍かで数えています。
  • 各社が「原則」としている条件は揃っていません。ここに並べたのは、各社が広告で使っている条件の値です。その条件は会社ごとに違い、時間帯で区切っている会社(午前9時〜翌午前5時、午前8時〜翌午前3時など、 区切り方も各社で違います)のほかに、注文数量で区切っている会社注文の種類で区切っている会社終日1本で示している会社があります。 同じ「原則スプレッド」という言葉でも、どういう条件での話かが一致しないまま 横に並んでいることになります。条件の内訳は算出方法に書いています。
  • スプレッドの狭さだけで費用の全体は決まりません。スワップポイントの水準、取引できる通貨ペアの数、最小取引単位も費用と条件に効きます。 この記事はそのうちスプレッドだけを取り出したものです。
  • 公表している会社が10社に満たないペアは外しています。掲示が少ないと1社の値がそのまま幅を決めてしまい、 「会社によって違う」ではなく「1社だけ違う」の話になるためです。
  • 通貨単位が揃っているか確認できていない掲示は外しています。南アフリカランド/円には、他社が0.3〜1.3銭で公表しているなかに14.9銭という掲示があり、 その会社の公表ページには「南アフリカランド/円は10万通貨単位」という記述があります (2026-08-18 に確認)。当サイトの1万通貨あたりへの換算と揃っているかを確かめられていないため、 このペアは表に載せていません。確かめたうえで扱いを決めます。

この記事の数字の出どころ

各社が公表しているスプレッド一覧ページから当サイトが取得した値です (このページの生成日 2026-09-02)。取得の方法と、値をそのまま載せる方針については算出方法に記載しています。

上の数字は、会社ごとに次の日付のものです。日付が揃っていないのは、当サイトが取得した日を載せている場合と、 各社のページに記載されている日付を載せている場合があるためです。

  • 2026-08-19(GMO外貨・SBI FXトレード・みんなのFX・ヒロセ通商・外為どっとコム・外為オンライン・松井証券・楽天証券)
  • 2026-08-14(DMM FX・GMOクリック証券)

スワップポイントは毎営業日とり直していますが、スプレッドの取り直しは まだ毎日の自動処理に組み込んでいません。取得の仕組みは10社そろっていて、直近は上の日付に実行しました。 実際に取引する前には、各社の公表ページで最新の値を確認してください。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は当サイトの自動収集データ(基準日 2026-09-02)に基づき、 ビルド時に自動差し込みされます。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

スプレッドは会社によってどれくらい違いますか

2026-08-19に取得した各社の公表値では、10社以上が公表している円建て4ペアすべてで、最も狭い掲示と最も広い掲示に差がありました。最大はEUR/JPYの19倍(0.1銭と1.9銭)です。会社ごとに公表している原則スプレッドの水準が違うためで、同じ通貨ペアであることは同じ費用であることを意味しません。取得日以降の各社の変更は反映していません。

スプレッドは1万通貨の取引でいくらの費用になりますか

円建てペアの1銭(1pip)は0.01円なので、1万通貨では1銭あたり100円です。USD/JPYなら、0.1銭の掲示で10円、0.9銭の掲示で90円になります。買値と売値の差なので、ポジションを建てて解消するまでに1回ぶん負担します。

なぜ一部の通貨ペアを載せていないのですか

公表している会社が10社に満たないペアを外しています。掲示が少ないと1社の値がそのまま幅を決めてしまい、「会社によって違う」ではなく「1社だけ違う」の話になるためです。あわせて、通貨単位が他社と揃っているか確認できていない掲示を含むペアも外しています。

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