比較公開 2026-08-26スワアビラボ編集部

スワップが一番高い会社は、通貨ペアごとに入れ替わるのか — 同じ日の順位を横に並べる

FXのスワップポイント比較は、たいてい米ドル円など1つの通貨ペアの順位で語られます。その順位は他の通貨ペアでも通用するのでしょうか。当サイトが毎営業日記録している各社の公表値から、同じ日の買いスワップを通貨ペアごとに並べ、1位に立つ会社がどれだけ入れ替わるか、同じ会社が別のペアでは何位にいるかを実測で示します。会社を選ぶための記事ではなく、順位という数字がどこまで持ち運べるかを見るための記事です。

「スワップポイントが一番高い会社」は、通貨ペアを決めないと決まりません。FXのスワップポイント比較は、たいてい米ドル円など1つの通貨ペアの順位で語られます。 その順位は、他の通貨ペアには当てはまりませんでした。2026-08-31〜2026-09-01の買いスワップを31の通貨ペアで比べました。当サイトが記録している11の口座コース(会社とコースの組み合わせ)のうち、10がどこかのペアで1位になっていました。 1位が最も多かった口座コース(GMO外貨)でも、31ペア中6ペア(19.4%)です。 さらに9の口座コースは、別の通貨ペアではその日の最下位でした。 対象は、5以上の口座コースが買いスワップを公表していたペアだけです。 金額は各社の公表値を1万通貨あたり1日分の円に直しています。買い側だけの順位です。

何を数えたか

当サイトは毎営業日、FX各社が公表するスワップポイントを記録しています。 ここでは2026-08-31〜2026-09-01の買いスワップを通貨ペアごとに並べ、 どの口座コースが何位になるかを数えました。 数日分がまとめて付く日があるため、並べる前に1万通貨あたり・1日分の金額に直しています。 直さずに並べると、何日分もまとめて付いた金額が上に来てしまいます (比べる前に見るところ)。

数えている単位は「会社」ではなく「口座コース」です。同じ会社が複数のコースを公表している場合、コースごとに別々に数えています (この集計に出てくる会社は10社、口座コースは11です)。 コースが違えば金額も違うためです。 会社名だけで1位を示すと、その読者が使っていないコースの金額を、 その会社の金額として見せることになります。

対象は5以上の口座コースが公表していた通貨ペアだけです (31ペア)。並ぶ数が少ないペアで「1位」を作らないためです。

基準日は通貨ペアごとに、そのペアでいつも公表している数のコースが、全部そろった最も新しい日を選びました。今回はペアによって2026-08-31から2026-09-01まで分かれました。各社の値は会社ごとに順番に取り込むため、いちばん新しい日には、まだ取り込めていない会社が混ざります。 その日で順位を決めると、先に取り込めた会社の中だけの順位になってしまいます。

順位に使わなかった金額があります。スワップを外貨で公表している会社があります。 その会社の、円が絡まない通貨ペア(クロス通貨ペア)の円の金額は、 当サイトが当日のレートで換算した値です。 会社が決めた円の金額ではないので、この記事では20組を順位から外しました (算出方法)。 そのためその会社は、順位に入ったペア数が少なく出ます。 公表していないのではなく、当サイトが順位に使わなかった分です。検証で疑わしいと判定した観測21件も外しています。

1位になったのは11コース中10コース

31ペアの1位は、10の口座コースに分かれました。1つのコースが1位を独占してはいません。下の表の「うち単独1位」は、そのペアで同じ額を出した相手がいなかった回数です。

会社・コース1位のペア数うち単独1位(同額なし)31ペア中の割合
GMO外貨6619.4%
みんなのFX6419.4%
外為オンライン6519.4%
GMOクリック証券5516.1%
松井証券4312.9%
ヒロセ通商319.7%
DMM FX226.5%
SBI FXトレード216.5%
みんなのFX(LIGHT)226.5%
外為どっとコム103.2%

同じ口座コースが、別のペアでは最下位だった

1位の回数だけを見ると「強いコース」があるように見えます。 しかし同じ日でも、別の通貨ペアでは順位が入れ替わります。あるペアで1位、別のペアで最下位になった口座コースが9つあります。たとえば外為オンラインは、6ペアで1位、7ペアで最下位でした (順位は1位から11位まで動いています)。

9つの口座コースについて、1位になったペアと最下位になったペアを並べます。

  • 外為オンライン:1位になったペア=CAD/JPY・EUR/CHF・EUR/JPY ほか(全部で6ペア)/最下位になったペア=AUD/USD・EUR/AUD・EUR/NZD ほか(全部で7ペア)
  • みんなのFX:1位になったペア=CAD/JPY・NOK/JPY・NZD/USD ほか(全部で6ペア)/最下位になったペア=AUD/NZD・CZK/JPY・GBP/CHF ほか(全部で5ペア)
  • GMOクリック証券:1位になったペア=AUD/JPY・EUR/USD・GBP/JPY ほか(全部で5ペア)/最下位になったペア=CZK/JPY
  • 松井証券:1位になったペア=AUD/NZD・CNH/JPY・NOK/JPY ほか(全部で4ペア)/最下位になったペア=AUD/JPY・CHF/JPY・EUR/JPY ほか(全部で7ペア)
  • ヒロセ通商:1位になったペア=CAD/JPY・CZK/JPY・NOK/JPY/最下位になったペア=EUR/GBP・HKD/JPY・TRY/JPY ほか(全部で4ペア)
  • DMM FX:1位になったペア=EUR/NZD・USD/CAD/最下位になったペア=TRY/JPY
  • みんなのFX(LIGHT):1位になったペア=MXN/JPY・ZAR/JPY/最下位になったペア=CZK/JPY・GBP/USD
  • SBI FXトレード:1位になったペア=GBP/CHF・NOK/JPY/最下位になったペア=NZD/JPY・PLN/JPY・SEK/JPY ほか(全部で4ペア)
  • 外為どっとコム:1位になったペア=NOK/JPY/最下位になったペア=AUD/USD・CZK/JPY・EUR/CHF ほか(全部で10ペア)

口座コースごとの順位の広がり

下の表は、それぞれの口座コースがこの日、何位から何位までに入っていたかです。中央値は順位を並べたときの真ん中の値で、「だいたい何位か」を表します。順位の幅は、最も高い順位と最も低い順位の差です。 幅が最も大きかったのは外為オンライン・松井証券で、幅は10(1位から11位まで)でした。

会社・コース順位に入ったペア数最も高い順位中央値最も低い順位順位の幅1位のペア数最下位のペア数
GMO外貨221位2.5位7位660
外為オンライン231位6位11位1067
みんなのFX291位3位9位865
GMOクリック証券241位2.5位6位551
松井証券281位6位11位1047
ヒロセ通商311位5位9位834
DMM FX231位4位7位621
みんなのFX(LIGHT)121位3位8位722
SBI FXトレード291位5位10位924
外為どっとコム311位6位10位9110
楽天証券182位6位10位8010

「順位に入ったペア数」を必ず一緒に見てください。31ペアすべてを公表しているコースばかりではありません。 公表していないペアでは、そのコースは順位に出てきません。 扱うペアが多いコースほど、1位になる機会も最下位になる機会も増えます。また上に書いたとおり、外貨で公表している会社の、円が絡まないペアは外してあります。 そのため、その会社が実際に扱っているペアの数より少なく出ます。

1つのペアに並ぶ口座コースの数は、5から11まで違います。5しか並ばないペアの最下位と、11が並ぶペアの最下位は、 同じ「最下位」でも重みが違います。

「1位」は1つとは限らない

1位が1つに決まらなかったペアが2つあります。複数の口座コースが、同じ金額を公表していたためです。2026-08-31〜2026-09-01時点で、1位が同額で並んだのは2ペア (CAD/JPY・NOK/JPY)でした。 最下位が同額で並んだのは10ペア(AUD/USD・CZK/JPY・EUR/JPY・GBP/USD・HKD/JPY・HUF/JPY・NZD/JPY・PLN/JPY・SEK/JPY・TRY/JPY)です。

1位に1社だけが載っている表でも、同じ額の相手がいることがあります。同じ金額なのにどちらかを上に置いた表では、並べ方がそのまま「1位」を決めていることになります。 当サイトはこの記事で同額を同じ順位として扱い、 1位に複数の口座コースが並ぶときはそのまま並べています。 上の表の「うち単独1位」は、同じ額を出した相手がいなかった回数です。

最下位になったのはどの口座コースか

最下位になったのは10の口座コースでした。そのうち9は、別のペアでは1位を取っています。この日どのペアでも1位にならなかったのは1コースで、 最下位に数えたのは合わせて10回です。

会社・コース最下位のペア数うち単独最下位(同額なし)31ペア中の割合別のペアで1位になったか
楽天証券10432.3%この日はならなかった
外為どっとコム10232.3%なった
外為オンライン7622.6%なった
松井証券7422.6%なった
みんなのFX5316.1%なった
ヒロセ通商4212.9%なった
SBI FXトレード4012.9%なった
みんなのFX(LIGHT)206.5%なった
DMM FX103.2%なった
GMOクリック証券103.2%なった

この表の割合は、足しても100%になりません。同じ額が並んだペアでは複数の口座コースが同時に最下位になるため、 最下位に数えた回数は延べ51回で、31ペアより多くなります。

この表を「その会社の実力」として読まないでください。2026-08-31〜2026-09-01の1日だけを見た結果です。スワップポイントは各社が日々見直しており、1位が翌日も1位とは限りません (1位が何日続くかは別の記事で数えています)。買い側だけの順位です。売り側では順位が変わります (買いと売りで1位が分かれるかはこちらの記事で扱っています)。「最下位」には同額で並んだ場合も含みます。単独最下位の列と必ず見比べてください。

1位でも受け取れないペアがある

この順位は受け取れる金額の大きい順です。 ただし、並んだ口座コースの金額がすべてマイナスのペアでは、1位は「支払いが最も小さい」という意味になります。2026-08-31〜2026-09-01時点でそうなっていたのは7ペアです(CHF/JPY・EUR/AUD・EUR/GBP・EUR/NZD・EUR/USD・GBP/AUD・NZD/USD)。 この7ペアでは、1位の口座コースを選んでも、 買いポジションでは受け取りではなく支払いになります。

通貨ペアごとの1位と最下位

2026-08-31〜2026-09-01時点の一覧です。 「並んだ口座コース数」は、そのペアで金額を公表していたコースの数です。 この数が小さいほど、その「1位」は少ない中での1位になります。 同額で並んだペアには、複数の名前が入ります。

通貨ペア並んだ口座コース数1位1位の額(円)最下位最下位の額(円)
AUD/JPY11GMOクリック証券113.0松井証券84.0
AUD/NZD8松井証券53.0みんなのFX47.2
AUD/USD9GMO外貨25.0外為どっとコム・外為オンライン(同額)0.0
CAD/JPY10みんなのFX・ヒロセ通商・外為オンライン(同額)40.0楽天証券28.0
CHF/JPY9GMO外貨-20.0松井証券-74.0
CNH/JPY7松井証券2.0楽天証券0.0
CZK/JPY6ヒロセ通商5.1GMOクリック証券・みんなのFX(LIGHT)・みんなのFX・外為どっとコム・楽天証券(同額)5.0
EUR/AUD9GMO外貨-74.0外為オンライン-145.0
EUR/CHF9外為オンライン120.0外為どっとコム49.0
EUR/GBP9GMO外貨-55.0ヒロセ通商-119.0
EUR/JPY11外為オンライン85.0松井証券・楽天証券(同額)55.0
EUR/NZD6DMM FX-9.0外為オンライン-45.0
EUR/USD10GMOクリック証券-60.0松井証券-100.0
GBP/AUD9外為オンライン-25.0外為どっとコム-48.0
GBP/CHF9SBI FXトレード227.0みんなのFX130.5
GBP/JPY11GMOクリック証券168.0松井証券138.0
GBP/USD10外為オンライン10.0みんなのFX(LIGHT)・みんなのFX・外為どっとコム(同額)0.0
HKD/JPY6GMO外貨17.0ヒロセ通商・外為どっとコム・楽天証券(同額)5.0
HUF/JPY7GMOクリック証券1.2外為どっとコム・松井証券(同額)0.5
MXN/JPY11みんなのFX(LIGHT)15.1外為オンライン5.0
NOK/JPY6SBI FXトレード・みんなのFX・ヒロセ通商・外為どっとコム・松井証券(同額)12.0楽天証券11.0
NZD/JPY11GMO外貨50.0SBI FXトレード・外為どっとコム(同額)38.0
NZD/USD9みんなのFX-24.0外為オンライン-75.0
PLN/JPY7みんなのFX75.0SBI FXトレード・外為どっとコム・楽天証券(同額)28.0
SEK/JPY6みんなのFX4.0SBI FXトレード・楽天証券(同額)2.0
SGD/JPY5みんなのFX18.0楽天証券0.0
TRY/JPY11外為オンライン30.0DMM FX・SBI FXトレード・ヒロセ通商・外為どっとコム・松井証券・楽天証券(同額)23.0
USD/CAD7DMM FX65.0ヒロセ通商28.8
USD/CHF9松井証券173.0みんなのFX69.2
USD/JPY11GMOクリック証券123.0外為オンライン105.0
ZAR/JPY11みんなのFX(LIGHT)15.4外為オンライン10.0

金額は1万通貨あたり1日分の円です。日別・口座コース別の実額は通貨ペア別のページにそのまま出しています。

この数え方で言えないこと

  • どの会社を選ぶべきかは書けません。ここにあるのは1日の順位の分かれ方だけで、口座の選択に必要な条件(スプレッド・手数料・取扱通貨ペア・約定・付与のルール)は何も見ていません
  • 傾向は読めません。2026-08-31〜2026-09-01の1日だけを見た結果です。順位が日をまたいでどれだけ続くかは1位の持続で別に数えています
  • 売り側は分かりません。買い側だけの順位です。売り側では別の口座コースが上に来ます
  • なぜコースごとに得意なペアが分かれるのかは分かりません。調達コストやヘッジの都合が違うから、といった説明は当サイトのデータでは確かめられません
  • 順位から外した金額のことは分かりません。外貨で公表している会社の、円が絡まないペアは、当サイトの換算値になるため順位に入れていません
  • 順位の差の大きさは、この表からは読めません。1位と2位の金額がわずかに違う場合も大きく違う場合も、順位の上では同じ「1つ違い」です

数値の出所: 当サイトが毎営業日記録している各社の公表値を、1万通貨あたり1日分の円に直したもの (当サイトの検証を通ったデータだけ・基準日2026-08-31〜2026-09-01)。算出方法はこちら。 このページの数字はすべて集計データから自動で差し込まれており、 データの更新とともに変わります。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は当サイトの自動収集データ(基準日 2026-09-02)に基づき、 ビルド時に自動差し込みされます。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

スワップポイントが一番高い会社はどこですか

通貨ペアを決めないと答えが出ません。2026-08-31〜2026-09-01に、31の通貨ペアで買いスワップの順位を作りました。当サイトが記録している11の口座コース(会社とコースの組み合わせ)のうち、10がどこかのペアで1位でした。1位が最も多かったGMO外貨でも、31ペア中6ペア(19.4%)です。さらに9の口座コースは、別の通貨ペアではその日の最下位でした。対象は5以上の口座コースが買いスワップを公表していたペアだけで、金額は1万通貨あたり1日分の円に直しています。順位は日ごとにも変わるので、これは2026-08-31〜2026-09-01の1日ぶんの結果です。

米ドル円の比較表の順位を、他の通貨ペアにも当てはめてよいですか

2026-08-31〜2026-09-01の実測では当てはまりませんでした。同じ口座コースでも、順位は通貨ペアによって動きます。最も動いた口座コースは1位から11位まででした。1つのペアの順位表は、そのペアの、その日の順位です。

1位はいつも1社だけですか

いいえ。2026-08-31〜2026-09-01時点で、1位が同額で並んだペアが2、最下位が同額で並んだペアが10ありました。同じ金額なのにどちらかを上に置いた表では、並べ方がそのまま「1位」を決めていることになります。当サイトは同額を同じ順位として扱い、この記事では1位に複数の名前が並ぶ場合はそのまま並べています。

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