業者公開 2026-08-03スワアビラボ編集部

外為どっとコムのスワップポイントの読み方 — 記録できたペアの幅と、組み合わせに現れる枠

外為どっとコムのスワップポイント公表値を、当サイトが毎営業日記録している実測データで読み解きます。当サイトが数値を保有している通貨ペアの幅と、異業者両建ての組み合わせに片側として現れる枠が、それぞれどこから来ているかを、他社と揃えた1日あたり1万通貨あたりの数値で解説します。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は当サイトの自動収集データ(基準日 2026-08-03)に基づき、 ビルド時に自動差し込みされます。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。

この記事が答えること

当サイトは外為どっとコムについて、多くの通貨ペアの公表値を毎営業日記録しています。 ではその記録の幅は、買いと売りを別の会社に分けたときの組み合わせに、そのまま現れているのでしょうか。 この記事は記録できたペアの幅組み合わせに片側として現れる枠を 別々に数え、その枠がどこから来ているかまで分けて見ます。 数値の一覧そのものは外為どっとコムのデータページにあります。

この記事の数値は基準日 2026-08-03 の集計によるもので、外為どっとコムについては 2026-08-02 時点として 確定した観測までを含みます(この時点で最も新しい他社の確定は 2026-08-03 です)。

記録できたペアの幅

集計窓 2026-07-05〜2026-08-03 で、当サイトが外為どっとコムについて 検証を通過した実測値を保有している通貨ペアは41ペアでした。 このうち他社2社以上が同じペアの数字を持っていて横並びにできるのは33ペアです。 (付与日数が1日以上ある観測のみを対象とし、まとめて付与された値は付与日数で割って 1日あたりに直しています。単位の揃え方は算出方法の8にあります。)

差の8ペアは、当サイトが数字を持っている会社が2社以下でした。 横に並べる相手が足りないため、当サイトはこれを比較の対象から外しています。ただし後で見るように、この「外している側」のペアも組み合わせの表には現れます—— 組み合わせは買い側と売り側の2社があれば成立するからです。

組み合わせに現れる枠と、その出どころ

当サイトの実質エッジランキングは、買い側と売り側を別々の会社に置いたときの 1日あたりの差(円/日/1万通貨)を数値順に並べたものです。掲載しているのは1つの通貨ペアにつき実質エッジが最大の1組だけで、 エッジが0以下の組み合わせは載せていません(算出方法)。 その33件それぞれに買い側と売り側があるので枠は66あり、外為どっとコムが入っているのは3枠でした。同じ3枠の会社が2社あるため、この数字で順位は付けられません。 最も多いのはみんなのFXの20枠です。

この3枠の出どころを分けると、横並びにできる33ペアから来たのが1枠比較の対象から外している側のペアから来たのが2枠でした。 つまり比較できるペアを33持っていても、そこから表に届いているのは1枠だけです。エッジは「買い側の会社の受け取り」と「売り側の会社の支払い」の差で決まるため、 片側に選ばれるかどうかはそのペアで自社が他社に対してどの位置にいるかで決まります。 扱っているペアが多いことは、そのどれかで両端に来ることを意味しません。

現れている3枠の内訳は、売り側が2枠・買い側が1枠でした。 売り側に選ばれるのは売りスワップが最も大きい会社です——支払いが小さい会社、 場合によっては売りでも受け取りになる会社が該当します。買い側は受け取りが最も大きい会社なので、 両者は逆向きの条件です。この内訳は組む相手の水準によって動くもので、 会社の性質として固定されたものではありません。

ペア買い側売り側実質エッジ
円/日/1万通貨
損益分岐日数
楽観/ストレス
共通日数
CHF/TRYみんなのFX外為どっとコム386.73— / —19
EUR/TRY外為どっとコムヒロセ通商22.45— / —20
HKD/JPYみんなのFX外為どっとコム5— / —19

この中で実質エッジが最も大きいのはCHF/TRY(買いみんなのFX×売り外為どっとコム)386.73円/日/1万通貨で、掲載33件中1番目でした。 この2社に共通して数字のある日は集計窓全体で19日分あります。この組み合わせの損益分岐日数は算出していません (両社ぶんのスプレッドの前提が揃わないか、現在のエッジ水準では費用の回収に到達しないためです)。

ここで枠の数と、その枠がどこに来るかは別の話になります。外為どっとコムが入っている枠は3で、多いほうではありません。 それでも掲載33件のいちばん上の行に売り側として入っています。 エッジは2社の水準の差で決まるので、「よく現れる会社」と「上に現れる会社」は一致しません。 枠の数を会社の順位のように読まないでください。

この最上位の行には、読むときの条件が1つあります。CHF/TRYは、当サイトが数字を持っている会社が2社以下のペア—— つまり上で「比較の対象から外している」と書いた側のペアです。 組み合わせは2社あれば成立するので表には載りますが、他社を含めた横並びの確認ができていません。 加えてこの行は損益分岐日数を算出できていないため、1日あたりの差が大きくても、往復のスプレッドを何日で回収できるかは示せていません

買いと売りの置き方

同じペアの買いスワップと売りスワップを足し合わせると、受け取りと支払いを相殺したあとに 何が残るかが見えます。外為どっとコムの場合、集計窓内の785件の観測すべてで、買いと売りは同額になりませんでした。 当サイトが記録している会社の中には、買いと売りが同額で符号だけ逆になる置き方をしているところもあり、 そこでは同じペアを1社の中で買いと売りの両方で持つとスワップの受け払いが相殺されます。 この会社ではその形にならず、相殺したあとに差が残ります。

どちらが良いという話ではなく、受け取り側と支払い側の置き方が会社ごとに違うという 事実です。この差は、買い側と売り側を別の会社に分けたときの1日あたりの金額として現れます (仕組みはサヤ取り(異業者両建て)実践ガイドにあります)。 なおこの記述は集計窓内の実測についてのもので、将来も同じ置き方が続くことを示すものではありません。

日付の読み替えが要るか

当サイトの記録では、外為どっとコムが公表する日付はそのまま取引日を指しています。この会社の表を読むときに 日付の読み替えは要りません。ただし並べる相手の会社が同じとは限りません—— 公表日付がロールオーバー日(翌営業日)を指す会社もあり、そちらと同じ日付の行同士を突き合わせると、 1営業日ずれた値を比べることになります。当サイトは全社を取引日基準に揃えてから集計しています。 日付のほかに揃えるべき点はスワップポイント比較の落とし穴にまとめてあります。

ペア別の実測値

買いスワップの大きい順に上位8ペアです。いずれも集計窓2026-07-05〜2026-08-03 の平均を、1日あたり・1万通貨あたりに直しています。

ペア買い平均
円/日/1万通貨
売り平均
円/日/1万通貨
同ペアの社数
当サイト観測
直近日
GBP/CHF197.57-237.61102026-07-31
GBP/JPY168.04-188.04102026-07-31
USD/JPY158.93-188.93102026-07-31
USD/CHF145.07-175.21102026-07-31
AUD/JPY101.04-121.04102026-07-30
EUR/CHF84.14-114.14102026-07-31
EUR/JPY73.25-93.25102026-07-31
AUD/CAD56.18-79.2952026-07-30

「直近日」は集計窓の中で最も新しい観測日です。全41ペアの1日あたり平均と、 そのうち上位ペアの日別の並びはデータページにあります。

この記事の数字の限界

  1. 2つの表は期間が違います。 ペア別の表は集計窓2026-07-05〜2026-08-03 の平均、組み合わせの表は 両社に共通して数字のある日のうち直近約2週間で計算した「現在のエッジ」です (算出方法)。ペア別の表の数字を足しても、組み合わせの表の数字にはなりません。
  2. 会社どうしの平均を並べた順位は載せていません。会社ごとに収集を始めた時期が違い、同じ窓を指定しても観測日数が揃わないためです。
  3. 枠の数は毎営業日動きます。 ランキングの対象窓が日々動くので、 上の3枠という数字はこの基準日の記録です。
  4. 取扱いの可否は公式が正です。 当サイトの数値は公表値の実測記録であり、 取引条件・約款・両建ての取扱いは外為どっとコムの公式情報で確認してください (免責事項)。

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