基礎公開 2026-08-18更新 2026-08-21スワアビラボ編集部

会社によるスワップの差は縮んでいるのか — 通貨ペアごとに数える

FX各社が公表する買いスワップポイントには会社ごとの差があります。その差が期間の最初と最後でどう変わったかを、当サイトが毎営業日記録した実測から通貨ペアごとに数えます。「差が縮んでいる」と読み違えやすい経路(まだ全社の掲示がそろっていない日を端に使うこと)と、端の2日の顔ぶれをそろえて測り直す方法、この数え方で言えないことまで示します。

FX各社が公表する買いスワップポイントを当サイトが毎営業日記録し、31通貨ペアについて「いちばん高い掲示といちばん低い掲示の差」が2026-09-21から2026-10-14までにどう変わったかを数えました。結果は11ペアで縮み、15ペアで広がり、5ペアは変わらずで、 向きは通貨ペアによって違います(1万通貨あたり・付与日数1日の掲示のみ・ 端の2日の両方にある掲示だけで計算・全社の取得がそろった2026-10-14まで・ データ生成日2026-10-18)。

会社による差は、縮んでいるのか

31通貨ペアのうち、期間の最初の日より最後の日のほうが差が小さかったのは11ペア、大きかったのは15ペア、変わらなかったのは5ペアでした。31通貨ペアをひとまとめにした限りでは、「会社による差は縮んできている」とも 「広がってきている」とも、この記録からは言えません。

内訳は次のとおりです。円が絡む18ペアでは、縮んだのが6・広がったのが8・変わらなかったのが4。 それ以外の13ペアでは、縮んだのが5・ 広がったのが7・変わらなかったのが1でした。

分けているのは、同じ期間・同じ数え方でも動き方が違うためです。 なお、当サイトが円に換算して載せている掲示は、上の集計から除いてあります (換算による動きが「会社が変えた」に混ざらないようにするため)。

数えているのは端の2日の両方に記録がある掲示だけで計算した差です。そろえずに数えても内訳は同じでした(端の2日の顔ぶれが全ペアで一致しているためです)。

差は1万通貨あたり・1日あたりの金額で、利率ではありません。 比べているのは付与日数が1日の掲示だけです。 週末や休日をまたぐ日は3日分などがまとめて付き、金額が数日分になるため、 1日分と並べると会社が何もしていなくても差が開いたように見えます。

「差が縮んでいる」と読み違える、いちばん多い経路

各社の掲示は取得できる時刻が違うので、いちばん新しい日は、まだ届いていない会社を含みます。 当サイトの記録では、全社がそろっているのは2026-10-14まで、 いちばん進んでいる掲示は2026-10-16まで記録があります。 差は最も高い掲示と最も低い掲示の間隔ですから、 端にいた掲示が届いていないだけで、誰も金額を変えていなくても差は狭く見えます。

同じ記録で、まだ全部そろっていない日(2026-10-15まで)も端に使って数え直すと、 結果は13ペアで縮み、14ペアで広がり、4ペアは変わらずに変わります。端の2日で掲示の顔ぶれがそろっていたペアは31中5(そろえた場合は31中31)。

変わっているのは数え方だけで、元の記録は同じです。 この記事の数字は、全社がそろった2026-10-14までで測ったほうを使っています。

端の2日は、同じ顔ぶれで測れているか

差を2つの日で比べるときは、その2日に同じ掲示がそろっている必要があります。 片方の日にしかない掲示が混ざると、差の変化に顔ぶれの入れ替わりが混ざるためです。 当サイトの記録では、端の2日の顔ぶれが完全に一致したのは31ペア中31ペアでした。両方の日にある掲示だけで測り直しても、向きが変わったペアはありませんでした。

数えているのは掲示(会社×コース)で、会社の数とは違います。 記録できた10社のうち1社は複数のコースを公表しており(みんなのFX)、 コースごとに別の金額が出ます。

通貨ペアごとの記録

通貨ペア最初の日最後の日差の変化掲示をそろえた差端の掲示数
AUD/JPY2026-09-24
32円
2026-10-13
33円
+1円(広がった)+1円11 → 11(同じ顔ぶれ)
AUD/NZD2026-09-21
7.1円
2026-10-13
13.6円
+6.5円(広がった)+6.5円8 → 8(同じ顔ぶれ)
AUD/USD2026-09-21
16円
2026-10-13
16円
0円(変わらない)0円9 → 9(同じ顔ぶれ)
CAD/JPY2026-09-24
13円
2026-10-13
10円
-3円(縮んだ)-3円10 → 10(同じ顔ぶれ)
CHF/JPY2026-09-24
59円
2026-10-13
80円
+21円(広がった)+21円10 → 10(同じ顔ぶれ)
CNH/JPY2026-09-23
2円
2026-10-13
5円
+3円(広がった)+3円7 → 7(同じ顔ぶれ)
CZK/JPY2026-09-24
0.1円
2026-10-13
1.1円
+1円(広がった)+1円6 → 6(同じ顔ぶれ)
EUR/AUD2026-09-21
90円
2026-10-13
100円
+10円(広がった)+10円9 → 9(同じ顔ぶれ)
EUR/CHF2026-09-21
60円
2026-10-13
54円
-6円(縮んだ)-6円9 → 9(同じ顔ぶれ)
EUR/GBP2026-09-21
66.7円
2026-10-13
70.4円
+3.7円(広がった)+3.7円9 → 9(同じ顔ぶれ)
EUR/JPY2026-09-24
20円
2026-10-13
25円
+5円(広がった)+5円11 → 11(同じ顔ぶれ)
EUR/NZD2026-09-21
45円
2026-10-13
36円
-9円(縮んだ)-9円6 → 6(同じ顔ぶれ)
EUR/USD2026-09-21
31円
2026-10-13
65円
+34円(広がった)+34円10 → 10(同じ顔ぶれ)
GBP/AUD2026-09-21
26円
2026-10-13
74円
+48円(広がった)+48円9 → 9(同じ顔ぶれ)
GBP/CHF2026-09-21
74円
2026-10-13
73円
-1円(縮んだ)-1円9 → 9(同じ顔ぶれ)
GBP/JPY2026-09-24
25円
2026-10-13
19円
-6円(縮んだ)-6円11 → 11(同じ顔ぶれ)
GBP/USD2026-09-21
30円
2026-10-13
33.1円
+3.1円(広がった)+3.1円10 → 10(同じ顔ぶれ)
HKD/JPY2026-09-24
12円
2026-10-13
10円
-2円(縮んだ)-2円6 → 6(同じ顔ぶれ)
HUF/JPY2026-09-24
0.6円
2026-10-13
0.71円
+0.11円(広がった)+0.11円7 → 7(同じ顔ぶれ)
MXN/JPY2026-09-24
10.3円
2026-10-13
10.1円
-0.2円(縮んだ)-0.2円11 → 11(同じ顔ぶれ)
NOK/JPY2026-09-24
1円
2026-10-13
1円
0円(変わらない)0円6 → 6(同じ顔ぶれ)
NZD/JPY2026-09-24
35円
2026-10-13
30円
-5円(縮んだ)-5円11 → 11(同じ顔ぶれ)
NZD/USD2026-09-21
27円
2026-10-13
22.5円
-4.5円(縮んだ)-4.5円9 → 9(同じ顔ぶれ)
PLN/JPY2026-09-24
51円
2026-10-13
7円
-44円(縮んだ)-44円7 → 7(同じ顔ぶれ)
SEK/JPY2026-09-24
2円
2026-10-13
2円
0円(変わらない)0円6 → 6(同じ顔ぶれ)
SGD/JPY2026-09-24
24円
2026-10-13
24円
0円(変わらない)0円5 → 5(同じ顔ぶれ)
TRY/JPY2026-09-24
2.1円
2026-10-13
10円
+7.9円(広がった)+7.9円11 → 11(同じ顔ぶれ)
USD/CAD2026-09-21
48円
2026-10-14
72.3円
+24.3円(広がった)+24.3円7 → 7(同じ顔ぶれ)
USD/CHF2026-09-21
84.8円
2026-10-13
70円
-14.8円(縮んだ)-14.8円9 → 9(同じ顔ぶれ)
USD/JPY2026-09-24
24円
2026-10-13
26円
+2円(広がった)+2円11 → 11(同じ顔ぶれ)
ZAR/JPY2026-09-24
9.6円
2026-10-13
9.6円
0円(変わらない)0円11 → 11(同じ顔ぶれ)

並びは通貨ペア名の文字順で、評価の意味はありません。 「最初の日」「最後の日」はその通貨ペアで5掲示以上そろった日の うち最初と最後で、通貨ペアによって日付が違います。 「掲示をそろえた差」は端の2日の両方に記録がある掲示だけで計算し直した値で、 共通が5に満たないときは「—」です(差がゼロという意味ではありません)。 対象期間は2026-09-19〜2026-10-18(当サイトのランキングと同じ窓)です。

この数字で言えないこと

  • 読者が実際に比べる2社の差ではありません。ここでの差は、その日の最も高い掲示と最も低い掲示の間隔です。 間にある掲示の並びは、この数字には現れません。
  • 期間は2026-09-21〜2026-10-14です。18日ぶんの記録であり、この先も同じ動きが続くことを示すものではありません。
  • 買いだけを見ています。売りは符号が逆になるため、同じ表に混ぜると差の意味が変わります。
  • 差が動いた理由までは分かりません。各社が公表しているのは金額であって、その決め方ではありません。 この記事が数えたのは公表された値の関係だけです。
  • 数えなかった観測があります。付与日数が1日でない日、当サイトが当日レートで円へ換算している系列、 品質検査で疑いが付いた観測、そして値が空の行は集計に入れていません。 これらは「無い」のではなく「この数え方では比べられない」ものです。

ここに出した数値は記録した実測であり、将来の金額を保証するものではありません。 取引の判断はご自身で行ってください。投資助言ではありません。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は、当サイトが自動で集めたデータ(基準日 2026-10-18)から、 ページを作り直すたびに入れ替えています。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。
計算ツール損益分岐日数 計算ツール

記事で見た数値を自分の条件で確かめられます。往復スプレッド費用を1日あたりのスワップ差額で割った日数(=損益分岐日数)を、計算例として表示する無料ツールです。

よくある質問

FX会社によるスワップポイントの差は、広がっているのですか、縮んでいるのですか?+

一方向ではありません。当サイトが2026-09-21から2026-10-14まで各社の公表値を記録した31通貨ペアについて、記録の最初の日と最後の日の「いちばん高い掲示といちばん低い掲示の差」を、端の2日の両方にある掲示だけで比べると、11ペアで縮み、15ペアで広がり、5ペアは変わりませんでした。通貨ペアによって向きが違うので、「会社間の差は縮んでいる」とひとまとめには言えません。円が絡む18ペアと、それ以外の13ペアでは向きが分かれます(内訳は本文に出しています)。

なぜ「差が縮んでいる」と読み違えやすいのですか?+

いちばん新しい日を端に使うと、そう見えます。各社の掲示は取得できる時刻が違うので、最新の日はまだ届いていない会社を含みます(当サイトの記録では全社がそろっているのは2026-10-14まで、いちばん進んでいる掲示は2026-10-16まで)。差は最も高い掲示と最も低い掲示の間隔なので、端にいた掲示が届いていないだけで狭く見えます。同じ記録で最新の日まで含めて数えると13対14になり、内訳が変わります。

この差は、実際に2社を比べたときの差と同じですか?+

違います。ここで数えている差は、その日にいちばん高かった掲示といちばん低かった掲示の間隔です。読者が実際に見る2つの会社がその両端である保証はなく、間にある掲示の並びもこの数字には現れません。期間も2026-09-21から2026-10-14までの記録に限られ、この先どうなるかを示すものではありません。数える単位は掲示(会社×コース)で、10社のうち1社は複数のコースを公表しています。

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