基礎公開 2026-08-16スワアビラボ編集部

スワップポイントが付かない日がある理由 — 付与0日を週の合計で確かめる

FXのスワップポイントが付与されない日(0日)はなぜ起きるのか。当サイトが毎営業日記録している通貨ペア別の付与日数から、0日がどのくらいの頻度で現れるか、直前のまとめ付与との距離、週の合計で受け払いが閉じているかを実測で示します。

FXのスワップポイントが付かない日(付与0日)は、受渡日が2営業日後の60通貨ペアを 平日65日ぶん記録した延べ3847件のうち284件(7.4%)でした (ペア数×日数の積より少ないのは、会社の取得が届いていない日があるためです)。 うち90%(256件)は直前3営業日以内に2日分以上の まとめ付与があった後の日です(普通の日で同じ条件を満たすのは72%)。基準日2026-10-18の実測。付与が止まったのではなく、受け取りが前に動いた形が大半です。

スワップが付かない日は、どのくらいあるのか

記録期間は 2026-07-20〜2026-10-16(平日65日)。 集計対象は、この期間の平日の95%以上を記録できた62通貨ペアです。外したのはCNH/HKDで、記録できた期間が上の記録期間の全体に届いていません。数えているのは「通貨ペア×日」の延べ件数です。

付与日数のもとになっているのは、DMM FX・GMOクリック証券・GMO外貨など10社の公表ページから当サイトが毎営業日取得している値です (取得日は会社ごとに違い、いちばん新しいもので2026-10-16)。同じ日でも会社によって 値が違うことがあるため、各社の値を突き合わせ、最も多かった値を載せています(同数で決まらなかった日は載せません)。

受渡日の区分対象ペア記録した延べ日数付与0日0日を経験したペア
2営業日後(T+2)60ペア3847件284件(7.4%)60 / 60ペア
1営業日後(T+1)USD/CAD・USD/TRY129件6件(4.7%)2 / 2ペア

まず押さえておきたいのは、付与0日は珍しい事故ではないということです。 T+2の60ペアのうち60ペア、つまり集計対象の全ペアが、 この3か月ほどの間に一度は0日を経験しています。 曜日で見ると次のとおりです(T+2のペアの内訳・284件)。

  • 月曜:52件
  • 火曜:28件
  • 水曜:12件
  • 木曜:110件
  • 金曜:82件

いちばん多いのは木曜の110件で、全体の39%です。木曜と金曜を合わせると68%を占めます。曜日がかたよるのは偶然ではありません。理由は次の章で見る「まとめて付いた日の翌営業日が0日になる」という並びです。

0日の前に何が起きているか — 直前3営業日以内に90%

付与0日を1件ずつ取り、同じ通貨ペアの記録をさかのぼって、直前のまとめ付与 (2日分以上)までの距離を数えました。結果は次のとおりです。

  • 1営業日前にまとめ付与:117件
  • 2営業日前にまとめ付与:107件
  • 3営業日前にまとめ付与:32件
  • 4営業日前にまとめ付与:21件
  • 5営業日前にまとめ付与:4件
  • さかのぼれる5営業日以内にまとめ付与が無い:3件

256件(90%)が3営業日以内です。残る28件は、この方法では説明が付きませんでした(4営業日以上前まで さかのぼる必要があるか、記録の開始直後で前の営業日が記録期間の外にある分です)。ここで直前の1営業日だけを見ると数え違えます。上の内訳のとおり、 最も多いのは「1営業日前」で、まとめ付与が同じ日に出ても、0日がその翌日に来るペアと翌々日に来るペアがあり、 どちらも同じ1つの現象です。直前の1日だけで判定すると、後者が「前倒しではない」と 数えられてしまいます(実際、直前の値だけで数えると41%まで下がります)。

ただし、この90%だけでは前倒しの証拠になりません。 まとめ付与が水曜にある通常の週では、月曜・木曜・金曜は0日でなくても 「直前3営業日以内にまとめ付与あり」を満たすからです。そこで1日分が付いた普通の日にも同じ判定をかけました。結果は1973件/2750件=72%です。0日のほうが18ポイント高い結果でした。ただしこの差だけでは「0日はまとめ付与の後に来ている」の証明になりません。 0日は曜日がかたよる(上の内訳)のに対し、比べた「普通の日」は平日全体から取っているため、 差の一部は曜日の構成のちがいで説明できてしまいます。曜日をそろえた比較は用意できていません。

週の合計で確かめる — 7日分で閉じているか

前倒しなら、週の合計は変わらないはずです。月曜から金曜までの5営業日が すべて記録できた週について、通貨ペアごとに付与日数を合計しました (T+2の60ペア・13週が対象)。

週の合計2日5日6日7日8日9日12日
件数(ペア×週)2203062231222

729件のうち622件(85%)が7日分です。 1週間は7日なので、これは「持ち越した日数がすべて調整されている」という意味になります。 7日にならなかった107件のうち98件(92%)は、隣の週と足すと14日分になりました。週の途中ではなく週の境界をまたいで 前後に動いた分です。0日を含む週に限ると236件中156件(66%)が その週のうちに7日で閉じています。

残りは、記録期間の端(最初の週・最後の週)で相手の週が無い分と、 祝日が連続して2週にまたがって動いた分です。当サイトの記録から判定できるのは日数だけで、 どの祝日によるものかまでは分かりません。

「前倒し」と「本当に付かない」をどう見分けるか

付与0日を見たときに確認できることは3つあります。いずれも当サイトの記録、または 自分の口座の履歴で確かめられる事実です。

  • 直前の営業日に2日分以上が付いていないか。付いていれば前倒しです。 同じ日に付いていなくても、2〜3営業日前まで見る必要があります (まとめ付与が同じ日に出ても、0日がその翌日に来るペアと翌々日に来るペアがあるためです)
  • その週の合計が7日分になっているか。なっていれば、その週の受け払いは 減っていません。週をまたいだ場合は前後2週の合計が14日分かどうかで確認します
  • 同じ日に他の通貨ペアはどうなっているか。祝日はその通貨の市場にだけ来るため、 自分のペアだけが0日で他が1日分、という形は普通に起こります

逆に、これらのどれにも当てはまらずに0日が続く場合は、日数の問題ではなく その会社がその通貨ペアの数値をどう置いているかの問題です。当サイトは各社の公表方式を 1社ずつ確認したうえで、表示の基準を揃えてから比較しています。確認の方法は算出方法に記載しています。

まとめ付与がどの曜日に来るか、そしてまとめ付与の日の数字を1日分と比べると何を間違えるかはスワップの3日分はいつ付くかで扱っています。 まとめて付く日と平日で、2つの会社の差が違うのかを数えたものはまとめて付く日と平日の比較にあります。 比較でつまずきやすい点はスワップポイント比較の落とし穴、 数値そのものが書き換わる頻度はスワップポイントはどのくらいの頻度で変わるのかで それぞれ実測を出しています。

まとめ

付与0日は延べ3847件中284件(7.4%)で、集計対象の60ペアすべてが経験しています。その90%は直前3営業日以内にまとめ付与があった後の日で (普通の日では72%)、0日を含む週の66%はその週のうちに合計7日分で閉じています。 0日を見たら、その週の合計を数える——これが受け払いを取り違えないための読み方です。 当月分の日ごとの数値はスワップ付与日数カレンダーで 通貨ペア別に確認できます。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は、当サイトが自動で集めたデータ(基準日 2026-10-18)から、 ページを作り直すたびに入れ替えています。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。
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よくある質問

スワップポイントが付与されない日があるのはなぜですか?+

多くの場合、その前にまとめて付与されているためです。当サイトが毎営業日記録している実測(記録期間 2026-07-20〜2026-10-16・62通貨ペア)では、受渡日が2営業日後のペアで付与0日が284件あり、そのうち256件(90%)は直前3営業日以内に2日分以上のまとめ付与が記録されていました。1日分が付いた普通の日で同じ条件を満たすのは72%でした。ただし0日は曜日がかたよるのに対し、比べた普通の日は平日全体から取っているため、この差の一部は曜日の構成のちがいで説明できます。受渡日が休業日に当たる分を前の営業日にまとめて調整するため、その翌営業日が0日になります。

付与0日があった週は、受け取りが減っているのですか?+

週の合計で見ると多くは減っていません。当サイトの実測では、付与0日を含む通貨ペア×週236件のうち156件(66%)が、その週のうちに合計7日分で閉じていました。7日で閉じなかった週は、0日の有無を問わない全729件のほうで数えると107件あり、そのうち98件(92%)は隣の週と足すと14日分になります(週の境界をまたいで前後に動いた形です)。0日だけを見ると減ったように見えますが、合計では帳尻が合っています。なお0日の有無を問わない全729件では622件(85%)が7日分です。

自分の通貨ペアが0日かどうかは、どこで確認できますか?+

当サイトの付与日数カレンダーで当月分を通貨ペア別に確認できます。付与日数は市場全体で1つに決まる値ではなく、同じ日でも通貨ペアによって違います。祝日はその通貨の市場にだけ来るため、自分が持っている通貨ペアの行を見る必要があります。

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