基礎公開 2026-08-20スワアビラボ編集部

スワップの付与日数は会社によって違うのか — 同じ日・同じ通貨ペアで突き合わせる

同じ通貨ペア・同じ日について、FX各社が公表する「その金額が何日分か」(付与日数)は一致しているのか。当サイトが毎営業日記録している各社の公表値を、2社以上が値を出していた組だけで突き合わせて数えます。会社間で食い違った組の数、何社で比べられたか、では何によって日数が変わるのか、この数え方で言えないことまで。

同じ通貨ペア・同じ日について、FX会社が公表する付与日数(その金額が何日分か)を 突き合わせたところ、会社によって食い違った組は、2026-08-04から2026-09-02までの平日22日で1051組のうち0組でした (2社以上が値を公表していた組のみ・データ生成日2026-09-02)。 変わるのは会社ではなくです——値が1つに決まった1051組の内訳は付与なし(0日分)が3%・1日分が75%・2日分が2%・3日分が18%・4日分が3%・5日分が0%で、 比べられた49通貨ペアのうち49ペアは、この期間の中で 2種類以上の付与日数が現れています。

ただし、この数字はそれだけでは読めません。当サイトは会社間で付与日数が食い違った日を、そもそも公開していません——毎日の 検証で不一致を見つけると、その日のデータ更新を丸ごと止める作りになっているためです (算出方法の検証の節)。実際に止まったこともあります。 したがって上の0組は「食い違いが起きなかった」ではなく、「公開できた範囲では食い違いが無い」と読んでください。 止まった日に何が起きていたかは、この記事の最後に書いています。

会社によって、付与日数は違ったのか

数えたのは同じ通貨ペア・同じ日という1組ごとです。その組で2社以上が 付与日数を公表していれば、値が一致しているかを見られます。1社しか公表していない組は 比べようがないので数えていません。

ここでいう「同じ日」は、当サイトが各社の公表日付を取引日の基準に揃えたあとの 日付です。会社によって、公表される日付が指すもの(取引日・繰り越しが行われた日・ 口座へ反映される日)が違うためで、揃える前の表をそのまま並べると別の日どうしを比べることになります。何が違い、どう揃えているかはスワップ比較で順位が入れ替わる6つの落とし穴の ③で、確かめられた範囲と確かめられていない範囲を分けて書いています。

何社で比べられたか組の数
2社201
3社159
4社10
5社84
6社98
7社41
8社49
9社54
10社355

合計1051組のうち、会社間で値が一致した組は1051組、 食い違った組は0組です。記録している会社が最も多くそろった組では10社が同じ日数を 出しており、そうした組は355あります。

同じ会社が複数のコースを公表している場合(この期間に記録できた中では1社)、 コースごとの値をまとめて1社ぶんとして見ています。 会社の中で2つのコースが違う日数を出していれば、それも食い違いとして数えます。 数えているのは平日だけです——土日は全社が付与なしを出すため、 混ぜると一致が自動的に増え、付与なしの割合も実態より大きく見えます。

比べられなかった組もある

この期間で、1社しか付与日数を公表していなかった組が310組あります。値が1つしか無い組は一致も不一致も言えないため、上の数には入れていません。「一致した割合」を計算するときに、この310組を分母へ入れると 一致率はいくらでも高く見せられますので、当サイトは分母を 「2社以上が値を出した組」に固定しています。

会社比較に入った組の数
DMM FX460
GMOクリック証券528
GMO外貨504
SBI FXトレード620
ヒロセ通商958
みんなのFX753
外為オンライン568
外為どっとコム839
楽天証券740
松井証券672

並びは会社名の文字順です。組の数が会社ごとに違うのは、当サイトが記録できている通貨ペアの数が会社ごとに違うためで、 公表の丁寧さの順位ではありません。あわせて、当サイトの検証で疑いが付いた記録21件は除いています。

変わるのは会社ではなく、日である

値が一致した1051組を、何日分だったかで分けると次のようになります。

何日分か組の数割合
付与なし(0日分)293%
1日分78675%
2日分162%
3日分18518%
4日分323%
5日分30%

当サイトが比べられた49通貨ペアのうち49ペアで、 この期間の中に2種類以上の付与日数が現れました。つまり同じ通貨ペアを見ていても、日が変われば何日分かは変わります。 まとめて付く日がいつ来るかは3日分のスワップはいつ付くのかで曜日ごとに数えており、 付与なしの日が続く理由はスワップが付かない日で扱っています。 この記事が数えているのはその日数が会社間でそろっているかだけです。

食い違いが見つかった日は、どうなるのか

当サイトは毎日の検証で、平日について「会社間で付与日数が一致しているか」を 見ています。一致しない日を見つけると、その日のデータ更新を丸ごと止めます——比較表もランキングも、前日の内容のまま据え置かれます。 付与日数が割れているとき、原因が会社の公表側にあるのか、当サイトの取り込み側にあるのかを その場では分けられないためです。分けられないものを載せないという扱いです。

これは実際に起きています。2026年7月29日、同じ日・同じ通貨ペアについて 2社の付与日数が1日分と3〜4日分に割れ、17組で検証が止まりました。 その日の更新は公開されていません。原因の切り分けは取得側で行っており、 どちらの側の問題だったかを断定できないため、会社名は書きません。

つまり、この記事が数えた0組という数字は、この検証を通り抜けた 後のものです。「食い違いは起きない」ではなく「食い違った日は公開していない」——同じ数字でも意味が違います。 当サイトが公開している比較表は、付与日数がそろった日だけで作られていると 読んでいただくのが正確です。

だから、金額は1日あたりに直してから比べる

3日分の日の金額は、1日あたりに直すと3分の1になります。付与日数を揃えずに 金額だけを並べると、たまたままとめて付く日を見た会社が高く見えます。 当サイトが金額を比べる前に付与日数で割っているのはこのためです。当サイトが同じ取引日の軸に載せたうえで見る限り、この割り算に使う日数は 会社間で一致していました。ただし前の章のとおり、割れた日は公開していません。

なお、同じ日に各社が金額を書き換えるかどうかは別の話です。 そちらはFX各社はスワップポイントを同じ日に変えるのかで 数えており、この記事とは指しているものが違います (こちらは何日分か、あちらは金額の改定日)。

この数え方で言えないこと

  • 検証で止めた日は入っていません。上のとおり、会社間で付与日数が 食い違った日は公開していないため、この集計にも現れません。「食い違いが無い」ではなく「公開できた範囲で食い違いが無い」です。
  • 1社しか値の無い組は判定に入っていません。この期間で310組あり、一致も不一致も言えません。
  • 期間が限られています。数えたのは2026-08-04から2026-09-02までの 平日22日ぶんです。この先も同じ形になるとは限りません。
  • 当サイトの取り込みが誤っていれば、全社まとめて誤ります。各社の公表値を同じ手順で取り込み、同じ手順で日付を取引日の基準へ揃えているため、 その手順自体に誤りがあると全社が同じようにずれ、この数え方では気づけません (一致は、当サイトの揃え方が正しいことの証明にはなりません)。 外の基準と突き合わせる検算は算出方法に書いています。
  • 日付を揃えた根拠そのものが、付与日数の突き合わせです。公表される日付が取引日を指していない会社については、外部のカレンダー(取引日ごとの 付与日数)と突き合わせて何日ずらすかを決めています。つまり付与日数が合うことを手がかりに日付を合わせ、合わせた日付の上で付与日数の一致を 数えていることになります。この循環は当サイトのデータだけでは解けないので、 そのまま書いておきます。
  • 将来の日付は各社の事前公表に基づきます。公表後に変更されることがあり、その場合は日付が過ぎてから記録し直しています。
  • 金額そのものは数えていません。ここで見ているのは 「何日分か」だけで、その日の金額が高いか低いかは含めていません。

この記事の数字の出どころ

FX10社が自社サイトで公表しているスワップポイントと付与日数です。金額は毎営業日取得していますが、付与日数の取り込み方は会社に よって違います——日々の公表値に付与日数が併記されている会社はそこから、 併記の無い会社は各社が公表するカレンダー(1社は月ごとの公表)から取り込んでいます (データ生成日 2026-09-02・集計期間 2026-08-04〜2026-09-02の平日・49通貨ペア)。 突き合わせたのは「同じ通貨ペア・同じ日」で2社以上が値を公表していた組です。 同じ集計は当サイトの公開データから再現できます——買い・売りの どちらも観測できなかった行は、配布データと同じくこの集計からも外しています (この期間で264行)。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は当サイトの自動収集データ(基準日 2026-09-02)に基づき、 ビルド時に自動差し込みされます。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

スワップポイントの付与日数は、FX会社によって違うのですか?

当サイトが公開できた範囲では違いませんでした。2026-08-04から2026-09-02までの平日22日について、同じ通貨ペア・同じ日で2社以上が付与日数を公表していた1051組を突き合わせたところ、会社間で食い違った組は0組でした(基準日2026-09-02)。最も多くそろった組では10社が同じ日数を出しています。ただし、当サイトは会社間で付与日数が食い違った日をそもそも公開していません(毎日の検証で見つけると、その日の更新を丸ごと止めます。実際に止まった日もあります)。したがってこの数字は「食い違いが起きない」ではなく「公開できた範囲では食い違いが無い」と読んでください。1社しか値の無い310組も突き合わせようがないため、この数には入っていません。

では、何によって付与日数は変わるのですか?

日によって変わります。値が1つに決まった1051組の内訳は付与なし(0日分)が29組(3%)・1日分が786組(75%)・2日分が16組(2%)・3日分が185組(18%)・4日分が32組(3%)・5日分が3組(0%)で、当サイトが比べられた49通貨ペアのうち49ペアは、この期間の中で2種類以上の付与日数が現れています。週末や祝日をまたぐ日にまとめて付くためです(数えているのは平日だけで、土日は全社が付与なしになるため含めていません)。

付与日数が同じなら、金額はそのまま比べてよいのですか?

同じ日どうしなら比べられますが、日をまたぐと比べられません。3日分の日の金額は1日あたりに直すと3分の1になるため、当サイトは金額を比べる前に付与日数で割って揃えています。付与日数が会社間で一致していることは、この揃え方が会社ごとに違う基準にならないことを意味します。

この数え方で言えないことは何ですか?

4つあります。①当サイトは会社間で付与日数が食い違った日を公開していないため、その日はこの集計にも現れません。②突き合わせられるのは2社以上が値を公表していた組だけで、1社しか値の無い310組は判定に入っていません。③期間は2026-08-04から2026-09-02までの平日で、この先も同じとは限りません。④当サイトの取り込み方が誤っていれば全社まとめて同じように誤り、しかも日付を揃えた根拠そのものが付与日数の突き合わせなので、この数え方では気づけません。

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