基礎公開 2026-08-14スワアビラボ編集部

スワップの3日分はいつ付くか — 水曜が原則、USD/CADとUSD/TRYは木曜

FXのスワップポイントが3日分まとめて付くのはいつか。当サイトが毎営業日記録している通貨ペア別の付与日数から、曜日ごとの実測件数、受渡日が1営業日後のペアが木曜になる理由、祝日で同じ日でもペアによって日数が割れることを実測で示します。

スワップポイントの3日分がまとまるのは水曜です。当サイトが毎営業日記録している 実測(記録期間 2026-06-04〜2026-09-02・平日65日)では、 受渡日が2営業日後の60通貨ペアについて、 水曜の機会760回のうち690回(91%)でまとめ付与が起きました。 ただし受渡日が1営業日後のUSD/CAD・USD/TRYは木曜で、祝日が入ると前後にずれます。 この2つを知らないと自分の通貨ペアで数え違えます。

祝日によるずれ方は通貨ごとに違います。祝日はその通貨の市場にだけ来るため、 同じ日でも自分が持っている通貨ペアだけ日数が変わることがあります。

実測: まとめ付与は何曜日に起きたか

記録期間は 2026-06-04〜2026-09-02(平日65日)。 集計対象は、この期間の平日の95%以上を記録できた62通貨ペアです (掲載ペアは増えていくため、途中から記録が始まったペアは件数が動く原因になるので外しています)。外したのはCNH/HKDで、記録できた期間が上の記録期間の全体に届いていません。数えているのは「通貨ペア×日」の延べ件数で、まとめ付与=2日分以上が付いた日です。

受渡日の区分対象ペアまとめ付与の延べ件数
2営業日後(T+2)60ペア800件3686902514
1営業日後(T+1)USD/CAD・USD/TRY28件202240

基準日 2026-09-02。読者の問いに答える数字は延べ件数の割合ではなく「機会あたり」です—— T+2の60ペアでは、水曜の機会760回のうち690回(91%)でまとめ付与が起きました。T+1のUSD/CAD・USD/TRYでは、木曜の機会26回のうち24回(92%)です。表のとおり、それ以外の曜日にも件数は立っています(T+2は火曜68件・木曜25件など、 T+1は月曜2件・水曜2件)。 その日付は下の「ずれる理由①」で全部挙げます。 当月分の日ごとの数値はスワップ付与日数カレンダーで確認できます(表示は当月のみです)。

なぜ水曜なのか — 受渡日が土日をまたぐから

スワップポイントは、通貨間の金利差を「持ち越した日数分」調整するものです。 そして為替取引の受渡日(決済日)は、多くの通貨ペアで約定日の2営業日後に置かれます。 この決め方だと、水曜に約定した分の受渡日は金曜、木曜に約定した分は月曜になり、水曜から木曜への持ち越しだけが、受渡日ベースで土日をまたぐことになります。 またいだ日数(金・土・日)がまとめて調整されるため、水曜の分が3日分になります。

受渡日が1営業日後に置かれる通貨ペアでは、この関係が1日後ろにずれます。 当サイトが記録しているペアではUSD/CAD・USD/TRYがこれにあたり、実測でも木曜にまとまっています。 ここは通貨単位ではなく通貨ペア単位で決まる点に注意が必要です ——たとえばカナダドルを含むペアでも、USD/CAD・USD/TRY以外は水曜にまとまっています。

ずれる理由① — 祝日による前倒し・後ろ倒し

受渡日の側に祝日が入ると、2営業日後の数え方が変わり、まとめ付与の日が動きます。T+2のペアで水曜以外にまとめ付与が起きた日を、記録期間の全件、新しい順に挙げます (一部だけを載せると「小さな例外」に見えてしまうため、打ち切っていません)。

  • 8月17日(月):2ペアでまとめ付与
  • 8月6日(木):20ペアでまとめ付与
  • 7月23日(木):1ペアでまとめ付与
  • 7月20日(月):1ペアでまとめ付与
  • 7月14日(火):1ペアでまとめ付与
  • 7月10日(金):4ペアでまとめ付与
  • 7月7日(火):7ペアでまとめ付与
  • 6月26日(金):10ペアでまとめ付与
  • 6月16日(火):60ペアでまとめ付与
  • 6月11日(木):4ペアでまとめ付与

T+1のUSD/CAD・USD/TRYが木曜以外にまとまった日も全件挙げます。

  • 7月13日(月):1ペアでまとめ付与
  • 6月29日(月):1ペアでまとめ付与
  • 6月17日(水):2ペアでまとめ付与

どの祝日によるものかは当サイトの記録からは判定できません(記録しているのは日数だけです)。 確かなのは週の途中で市場が休むと、まとまる日が動くということと、 このような日の翌営業日は付与が0日になることがある、という2点です。まとめ付与と付与0日は同じ現象の裏表であり、片方だけを見て「増えた」「もらえなかった」と読むと、 実際の受け払いの合計を取り違えます。

ずれる理由② — 同じ日でも通貨ペアによって日数が違う

祝日はその通貨の市場にだけ来るため、同じ日でも、その通貨を含むペアだけ日数が変わります。 当サイトの記録では、平日65日のうち38日で、通貨ペアによって付与日数が割れていました (ここで数えているのはT+2のペアどうしの割れです。T+1のペアを混ぜると、 毎週の水曜と木曜が決済区分の差で必ず割れるため、祝日の影響と見分けがつかなくなります)。 まとめ付与が絡んで割れた直近の例は次のとおりです。

  • 8月26日(水):4日分が8ペア/3日分が52ペア
  • 8月19日(水):3日分が58ペア/0日分が2ペア
  • 8月17日(月):5日分が2ペア/1日分が58ペア

「今日は何日分か」は市場全体で1つに決まる値ではありません。 さらに、同じ通貨ペアでも会社によって、公表される日付が指すものが違います(取引日・繰り越しが行われた日・口座へ反映される日のいずれか)。当サイトは表示の基準を取引日に揃えてから比較しています。ただし、会社自身の公表文に日付の 定義を見つけられた社と、見つけられていない社があります——どこまで確かめられていて、 どこから確かめられていないかはスワップ比較で順位が入れ替わる6つの落とし穴の③に 分けて書いています。揃え方の手順は算出方法に記載しています。 なお付与日数そのものは、当サイトが比べられた範囲では会社間で食い違っていません(日付の意味とは別の話です)——数えた結果はスワップの付与日数は会社によって違うのかにあります。

3日分の日を1日分と同じに読むと何を間違えるか

各社が公表するスワップポイントは「その日に付与される合計額」です。3日分の日は、 日数で割ってから読む必要があります。ここを揃えずに会社間で比べると、たまたま3日分の日を見た会社が有利に見えるという誤りが起きます。 実際の差ではなく、見た日の違いを比べていることになるためです。

では、まとめ付与の日の金額は本当に「前後の1日分 × 日数」になっているのか。 当サイトの記録で突き合わせたところ、比べられた組の大多数はぴったり一致した一方で、 一致しない組もありました。数と条件は「3日分」は本当に3倍かの実測にまとめています。

当サイトは全社の数値を1日あたり・1万通貨あたりに揃えたうえで掲載しています。 比較でつまずきやすい点はスワップポイント比較の落とし穴で、 費用を何日で回収する計算になるかは損益分岐日数の考え方でそれぞれ解説しています。 まとめ付与とは別に、数値そのものがどのくらいの頻度で書き換わるかスワップポイントはどのくらいの頻度で変わるのかで 実測を出しています(同じ日の数値を比べる必要があるのは、この2つが理由です)。

まとめ

週末分がまとまるのは水曜です(T+2の60ペアで、水曜の機会760回のうち690回=91%)。 ただしUSD/CAD・USD/TRYは受渡日が1営業日後のため木曜にまとまり、祝日が入ると前後にずれます。 さらに祝日はその通貨の市場にだけ来るので、同じ日でもペアによって日数が変わります (実測では、T+2のペアどうしで比べて平日65日のうち38日で割れました)。 曜日で決め打ちせず、付与日数カレンダーで自分の通貨ペアの数値を 確認する——これが数字を取り違えないための読み方です。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は当サイトの自動収集データ(基準日 2026-09-02)に基づき、 ビルド時に自動差し込みされます。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。

よくある質問

スワップポイントの3日分は何曜日に付きますか?

水曜です。当サイトが毎営業日記録している実測では、受渡日が2営業日後の通貨ペア(60ペア)について、水曜の機会760回のうち690回(91%)でまとめ付与が起きました(記録期間 2026-06-04〜2026-09-02)。水曜に約定した分の受渡日だけが土日をまたぐためです。残りは祝日でその週の付与が別の日へ動いた分です。また受渡日が1営業日後の通貨ペア(USD/CAD・USD/TRY)は木曜にまとまります。曜日で決め打ちせず、自分が持っている通貨ペアで確認する読み方を当サイトは前提にしています。

なぜ4日分や5日分が付く日があるのですか?

受渡日の側に祝日が重なると、その分だけ振替日数が増えるためです。当サイトの記録期間でも、水曜以外の日に4日分が観測され、その翌営業日の付与が0日になっている例が記録されています。まとめ付与と付与0日は同じ現象の裏表で、片方だけを見ると受け払いの合計を取り違えます。

3日分の日のスワップポイントを、他の日と同じ基準で比較してもよいですか?

そのまま比べると誤ります。各社が公表する数値は「その日に付与される合計額」なので、日数で割ってから比べる必要があります。当サイトは全社の数値を1日あたり・1万通貨あたりに揃えたうえで比較しています。揃える手順は算出方法のページに記載しています。なお、まとめ付与の日の金額が実際に「前後の1日分 × 日数」と一致するかを突き合わせた実測は、別の記事にまとめています(大多数は一致しましたが、例外もありました)。

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