スワップポイントはどのくらいの頻度で変わるのか — 公表値が書き換わった回数の実測
FXのスワップポイントは毎日変わるのか。当サイトが毎営業日記録している各社の公表値を、付与日数が1日の日どうしで突き合わせ、値が書き換わった割合・1週間のあいだ同じ値のままだった割合・円が絡むペアと円以外どうしのペアの違いを実測で示します。
「スワップポイントはいつ変わるのか」「毎日変わるのか」という疑問に、当サイトが毎営業日記録している 実測データ(基準日 2026-10-18)で答えます。結論は毎日は変わらない——円が絡む通貨ペアで 公表値が1つ前の記録から変わったのは22%の場面でした。ただし7日以内に一度も変わらなかったのは49%で、1週間のうちに半分近くが書き換わります。
- 円が絡む通貨ペアの公表値が前後の記録で変わったのは22%の場面(78%は据え置き)
- ところが7日以内に一度も変わらなかったのは49%、14日以内では31%
- 円以外どうしの通貨ペアはもっと動きます(7日以内に変わらなかったのは19%)
この記事が「変わった」と数えているもの
数えているのは公表された数値が、前の記録と違ったかです。会社が改定を発表したかどうかは 外からは分からないため、当サイトが記録した数値そのものを突き合わせています。 そのままでは実態と違う数字になる要因が2つあるので、先に外しています。
- まとめ付与の日を混ぜない。 各社が公表するのは「その日に付与される合計額」で、 週末分がまとまる日は3日分になります。前日と比べれば当然違う数字になりますが、これは会社が 数値を変えたわけではありません。そこで付与日数が1日の日だけを残して 前後を比べています(まとまる曜日についてはスワップの3日分はいつ付くかで解説しています)。したがって、比べているのは「1つ前の記録」であって、必ずしも1営業日前とは限りません——3日分の水曜を挟んだ火曜と木曜の比較も含みます。
- 当サイト側で為替換算している系列を外す。 円以外どうしの通貨ペアは受け払いが外貨で 決まるため、円に直す過程が入ります。当サイトはそのうち1社ぶんを当日の為替レートで自分で換算して 掲載しており、その系列(20通貨ペアぶん)は当サイト側の処理で毎日動くので集計から除いています。 残りの会社は円建ての公表値をそのまま記録しています。
比較の単位は「会社(コース)×通貨ペア×買い/売り」の時系列です。集計期間はサイトのランキングと同じ窓(2026-09-19〜2026-10-18)に揃えてあり、 品質検査で疑いのある観測(0件)は他のページと同じ基準で除いています。 記録の間隔が4日を超える箇所は比較していません(連休や欠測をまたいで 「ずっと同じだった」と数えないためです)。基準日 2026-10-18、記録のある日 20日(2026-09-21〜2026-10-16)。
実測① 円が絡むペア — 78%は前の記録と同じ
円が絡む通貨ペアでは、324本の時系列で3,190回の比較を行い、 値が変わったのは707回(22%)でした。 変わったときの動き幅は中央値で2.0円(1日あたり・1万通貨あたり)です。
以下の割合は、DMM FX・GMOクリック証券・GMO外貨など11社(コース別)の公表ページから、当サイトが2026-09-21〜2026-10-16に取得した記録を会社ごとに集計したものです。 並びは会社名順で、成績の順位ではありません。
| 会社(コース) | 比較した回数 | 変わった回数 | 変わった割合 | 対象ペア | 連続で据え置いた最長 |
|---|---|---|---|---|---|
| DMM FX | 192 | 66 | 34% | 10 | 6回 |
| GMOクリック証券 | 302 | 106 | 35% | 13 | 12回 |
| GMO外貨 | 238 | 82 | 34% | 12 | 7回 |
| SBI FXトレード | 330 | 68 | 21% | 18 | 10回 |
| ヒロセ通商 | 394 | 54 | 14% | 20 | 11回 |
| みんなのFX | 400 | 64 | 16% | 18 | 12回 |
| みんなのFX(LIGHT) | 236 | 54 | 23% | 10 | 12回 |
| 外為オンライン | 212 | 31 | 15% | 10 | 11回 |
| 外為どっとコム | 368 | 74 | 20% | 18 | 11回 |
| 楽天証券 | 208 | 32 | 15% | 18 | 6回 |
| 松井証券 | 310 | 76 | 25% | 15 | 9回 |
円が絡むペアで比較100回以上を記録できた11件。並び順は会社名の文字順で、評価の意味はありません(当サイトが順位づけに使う数値は 実質エッジだけです。他の表の並び順は算出方法のページに明記しています)。 割合は各行の数字を読んでください——14%から35%まで開きがあり、 最も長く据え置かれた例は12回連続でした。変更が多いことも少ないことも、それ自体では有利でも不利でもありません(この数字は公表値が書き換わった回数であって、なぜ書き換わったかはここからは分かりません)。 比較した回数が会社ごとに違うのは、扱う通貨ペアの数と、当サイトが記録できた日数が違うためです。
実測② 今日見た数字は何日もつか
「前の記録と同じ」が78%なら、数字は安定しているように見えます。 しかし比較で本当に問われるのは「今日の数字が何日通用するか」です。 ある日の値が、その後の一定期間で一度も変わらなかった割合を、暦の日数で数えました (その期間の終わりまで記録がある地点だけを数えています)。
| その後 | 円が絡むペア | 円以外どうしのペア |
|---|---|---|
| 7日以内に一度も変わらなかった | 49% | 19% |
| 14日以内に一度も変わらなかった | 31% | 8% |
円が絡むペアでも、7日(1週間)のあいだ同じ値のままだったのは49%です。 1日ごとに見れば78%が据え置きでも、1週間の窓で見れば51%はその間に一度は書き換わっています。 ここで数えているのは「期間内に一度でも違う値になったか」なので、書き換わったあと元の値へ戻った分も含みます——「1週間後の値が違う」ではありません。 先週見た比較をそのまま使えるかどうかは、この51%をどう見るかで決まります。
2つの行は数えた範囲が違います。14日の行は「その日から14日先まで記録がある地点」だけを数えるので、 起点は2026-09-21〜2026-10-02に限られます(7日の行は2026-09-21〜2026-10-09)。2つの数字の差を、時間とともに減っていく様子として読まないでください——測っている期間そのものが違います。
実測③ 円以外どうしのペアは、もっと頻繁に動く
円以外どうしの通貨ペア(330本の時系列・比較3,832回)では、 前後の記録で値が変わったのは50%でした。円が絡むペア(22%)より ずっと多く、7日以内に一度も変わらなかった割合は19%しかありません。
ただしこの差の原因を当サイトのデータから決めることはできません。 円以外どうしのペアは受け払いが外貨で決まるため、円建ての表示額には為替の影響が入りますが、 会社が数値そのものを見直した分と、換算による分を、公表値からは分けられないからです。 確かなのは読者が見る数字の入れ替わりが速いことで、そのため同じ日に取得した値どうしで比べることが前提になります。 公表日がずれている会社の値を並べると、条件の違う数字を比べることになります。 比較で順位が入れ替わる原因はスワップポイント比較の落とし穴にまとめています。
この数字が比較にどう効くか
費用を何日で回収する計算になるかは、1日あたりの差が続くことを前提に出しています (損益分岐日数の考え方)。その前提を実測で言い直すと、円が絡むペアでも7日のあいだ同じ値だったのは49%で、 数十日先まで同じ条件が続くという前提は置けません。当サイトが1日限りの数値ではなく共通日の平均で比較しているのはこのためです(算出方法)。
当月の付与日数はスワップ付与日数カレンダーで、 収集した数値そのものはデータ配布で確認できます。 数字が動いた日を自分で数え直せるように、当サイトは日次の実測値を公開しています。
まとめ
スワップポイントは毎日変わるものではありません(円が絡むペアで78%は前の記録と同じ)。 ただし7日のあいだ同じ値のままだったのは49%で、残りの51%は1週間のうちに一度は書き換わっています——これが実測から言えることです。 会社によって書き換わる頻度には14%〜35%の開きがあり、 円以外どうしのペアはさらに速く動きます。 比較するときは、同じ日に取得した値どうしを、1日あたりに揃えて見てください。
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この記事が見ているのは、どれくらいの頻度で書き換わるかです。 書き換えのあった日に同じ会社がいくつの欄をまとめて動かすかは、 別の記事で扱っています。
記事で見た数値を自分の条件で確かめられます。往復スプレッド費用を1日あたりのスワップ差額で割った日数(=損益分岐日数)を、計算例として表示する無料ツールです。
よくある質問
スワップポイントはどのくらいの頻度で変わりますか?+
当サイトが毎営業日記録している実測では、円が絡む通貨ペアの公表値は、1日分の日どうしで前後の記録を比べたとき22%の場面で変わっていました(2026-09-21〜2026-10-16・比較3,190回)。裏返すと78%は据え置きです。ただし7日以内に一度も変わらなかった割合は49%まで下がるため、「今日と同じ数字が1週間続く」とは限りません。まとめ付与の日(3日分など)は、前日と必ず違う数字になるため比較から除いています。
スワップポイントが毎日変わって見えるのはなぜですか?+
2つの理由が混ざっています。1つは週末分のまとめ付与で、各社が公表するのは「その日に付与される合計額」なので、3日分の日は数字が3倍前後に見えます(これは会社が数値を変えたわけではありません)。もう1つは円以外どうしの通貨ペアで、受け払いが外貨で決まるため、為替レートの影響が円建ての表示額に入ります。当サイトは、まとめ付与の日を集計から外し、円が絡むペアと円以外どうしのペアを分けて数えています。ただし為替の影響そのものを公表値から分離することはできません。
会社によって変更の多さは違いますか?+
違います。円が絡むペアで比較100回以上を記録できた11件のコースについて、前後の記録で値が変わった割合は14%から35%まで開きがありました(2026-09-21〜2026-10-16)。これは公表値が書き換わった回数を数えた事実であり、多い・少ないのどちらが有利かを示すものではありません。当サイトはこの数値で会社を順位づけしません。
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