比較公開 2026-09-08スワアビラボ編集部

スワップの1位が入れ替わったとき、会社は本当に替わっているのか — 顔ぶれの交代と会社の交代を分けて数える

スワップポイントの比較で1位が入れ替わっても、いちばん条件のよい会社が替わったとは限りません。当サイトは同じ額で並んだ会社をすべて1位として数えているため、1位に並ぶ会社が1社増えただけでも「顔ぶれが変わった」ことになります。毎営業日記録している各社の公表値から、顔ぶれが変わった回のうち、前の日に1位だった会社が1社も残らなかった回と、1社以上そのまま残っていた回を分けて数えました。1位に居続けた会社がいた期間の長さ、その期間のうち実際に記録を比べた日数との違い、円を含む通貨ペアと含まない通貨ペアの差、そしてこの数え方では言えないことまで書いています。

スワップポイントの比較では、同じ額を出している会社が2社以上あれば、その全部が並んで1位になります。 だから、1位の会社の顔ぶれが変わった日でも、前の日に1位だった会社がそのまま1位に残っていることがあります。 当サイトが2026-06-24から2026-09-04までに記録した各社の公表値では、 買い側で1位の顔ぶれが239回変わりました。 そのうち94回(39.3%)は、前の日に1位だった会社が1社以上、次の日も1位に残っていました。 対象は、この期間に3社以上が公表していた38の通貨ペアです。 1位は、1万通貨を1日持ったときの円の金額で決めています(金額の単位は通貨ペアごとに違います)。

「1位が入れ替わった」と数えた回は、何を数えているのか

当サイトは毎営業日、各社が公表しているスワップポイントを記録しています。 同じ通貨ペアの記録を日付順に並べると、1位になる会社が日によって変わることがあります。 この変わった回を数えたのが、この記事でいう「入れ替わり」です。

ただし当サイトは、複数の会社が同じ額で並んだ日に、1位を1社に決めていません。 同じ額なら、並んだ会社をすべて1位として数えます。 金額が同じ会社どうしに順番を付けるには金額以外の基準が要りますが、当サイトはその基準を持っていないからです。

この決め方だと、1位に並ぶ会社が1社増えただけでも、顔ぶれは「変わった」ことになります。前の日は1社だけが1位で、次の日はそこへ同じ額の会社が1社加わった—— この日も顔ぶれが変わった回に数えますが、前の日の1位はまだ1位に残っています。

前の日の1位が1社も残らなかった回と、1社以上残っていた回

そこで、顔ぶれが変わった回を2つに分けて数えました。 前の日に1位だった会社が1社も残らなかった回と、1社以上そのまま1位に残っていた回です。 この2つを足すと、顔ぶれが変わった回になります。

1位の変わり方買い(受け取り)売り(支払い)
1位の顔ぶれが変わった(合計)239回259回
うち、前の日の1位が1社も残らなかった145回164回
うち、前の日の1位が1社以上残っていた94回(39.3%)95回(36.7%)

数えた通貨ペアと、数えた日は、それぞれ別の条件で選んでいます。 通貨ペアは、2026-06-24から2026-09-04までのあいだに3社以上が公表していた38ペアです。3社に届かなかった24ペアは数えていません—— 公表している会社が1社しかないペアでは、1位が替わりようがないからです。 回数のほうは、その中でさらに3社以上が実際に公表していた日どうしだけを比べて数えました。

買い側では、顔ぶれが変わった回の39.3%で、前の日の1位が1位のままでした。 売り側は36.7%です。 比較表を毎日見ていると「よく入れ替わる」と感じるかもしれません。 ただしその変化は、1位の会社がそっくり入れ替わった日ばかりではありません。1位に並ぶ会社が1社増えたか減ったか、一部だけが入れ替わった日も混ざっています。

1位に居続けた会社がいた期間は、どれくらいの長さだったのか

次に、始まりの日から終わりの日までずっと1位に居続けた会社が、1社以上いる—— そういうまとまりを、通貨ペアごとに切り出しました。 買い側で終わりまで見えたまとまりは135本あります。 その長さの真ん中は、記録を比べた日で2日、暦の上では4日でした (終わりまで見えたまとまりの最長は、記録を比べた日で26日)。

記録を比べた日数と暦の日数が違うのは、当サイトが1日分だけが付く日どうしを比べているからです。 スワップポイントには3日分がまとめて付く日があり、その日と週末は比べる対象から外れます。 まとまり1本ごとに「記録を比べた日数 ÷ 暦の日数」を出して真ん中を取ると、およそ55%でした。 外した日も、暦の日数には入れて数えています。

これとは別に、始まりか終わりが集計期間の外にあるか、記録の間隔があいて切れたまとまりが70本あります (そのうち最長は、記録を比べた日で40日)。 集計期間の初日と最終日にかかるまとまりは、いつ始まっていつ終わったのかが分かりません。 長く続いたものほどこの形で切れるので、終わりまで見えたまとまりだけを集めると、長さは短いほうへ寄ります。 上の暦4日は「少なくともこれくらい」と読んでください。

円を含む通貨ペアと、含まない通貨ペアで違うのか

同じ期間・同じ数え方でも、円を含む通貨ペアと含まない通貨ペアでは違う数字になりました。買い側で、顔ぶれが変わった回のうち前の日の1位が残っていた割合は、 円を含むペアが49.7%(147回中73回)、 円を含まないペアが22.8%(92回中21回)でした。 売り側は、円を含むペアが44.2%、含まないペアが28.1%です。

円を含まないペアは、比べられる会社の数がそもそも少なくなります (買い側で20ペアが3社に届かず、数えていません)。 理由は2つです。1つは、公表している会社が少ないこと。 もう1つは、集計から外している会社があることです。円を含まない通貨ペアの金額を、円ではなく外貨で公表している会社が1社あります。当サイトはその金額を、毎日の為替レートで円に直しています。 すると、会社が金額を書き換えていない日でも、円に直した数字は動きます。 これでは「1位が替わったか」を正しく数えられないので、その会社の該当ペアは今回の集計に入れていません。 比べられる会社が少ないほど、同じ額で並ぶ機会も、1社も残らず入れ替わる機会も減ります。 だから2つを混ぜず、別々に出しています。

この数え方で言えないこと

  • どの会社が有利かは、この記事では扱っていません。数えたのは「1位が替わったか」だけです。 金額の大きさも、スプレッドなどの他の条件も見ていません。
  • 1位は「その日その通貨ペアで記録できた公表値の中の1位」です。比べた会社の数は日によって違い、当サイトが記録していない会社もあります。 業界全体の1位ではありません。
  • わずかな差で順位が付いた日も、1位が別の会社に替わった日として数えています。同じ1位として扱うのは、公表された金額が完全に一致した場合だけです。
  • 回数は、隣り合う記録どうしを比べて数えた回数です。一定の期間に何回起きるかという頻度ではありません。 記録の間隔があいた箇所では、「入れ替わったか」を数えていません。
  • この先どうなるかは分かりません。スワップポイントは各社が金利や市場の状況を見て決めるもので、 ここにあるのは2026-06-24から2026-09-04までに実際に起きたことだけです。

この数字はいつのものか

2026-06-24から2026-09-04までに各社が公表した金額です。 終わりの日は、その日ぶんの金額を全社(同じ会社の別コースを含む)が公表しきった最後の日にそろえています。 まだ公表していない会社が残っている最新日を混ぜると、その日までに公表した会社の中だけで1位を決めることになります。 すると、会社が抜けているせいで1位が違って見えるだけの日を、「入れ替わった」と数えてしまいます。

もとの記録はスワップポイントの日次データとして配布しています。 ただし配布データには、この集計から外した行も入っています—— 円を含まない通貨ペアの金額を、円ではなく外貨で公表している会社の分です。 同じ数字を出すには、その会社の該当ペアを除いてから数えてください。 算出の考え方は算出方法のページにまとめています。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 記事中のスワップポイント等の数値は、当サイトが自動で集めたデータ(基準日 2026-09-08)から、 ページを作り直すたびに入れ替えています。最新値は必ず各社公式サイトでご確認ください。
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よくある質問

スワップポイントの1位は、どのくらいの頻度で入れ替わりますか

当サイトが2026-06-24から2026-09-04までに記録した各社の公表値では、買い側で1位の顔ぶれが239回変わりました。対象は、この期間に3社以上が公表していた38の通貨ペアです。ただし、この回数には2種類が混ざっています。前の日に1位だった会社が1社も残らなかったのは145回、1社以上そのまま1位に残っていたのが94回(39.3%)です。売り側は259回のうち164回が1社も残らない入れ替わりで、95回(36.7%)は前の日の1位が残っていました。3社に届かなかった24の通貨ペアは数えていません。

同じ会社が1位に居続けるのは、どれくらいの長さですか

始まりの日から終わりの日までずっと1位に居続けた会社が1社以上いる、というまとまりを通貨ペアごとに切り出して数えました。買い側で終わりまで見えたまとまりは135本あり、その長さの真ん中は、記録を比べた日で2日、暦の上では4日です(最長は記録を比べた日で26日)。暦の日数のほうが多いのは、当サイトが1日分だけが付く日どうしを比べているからです。まとまり1本ごとに「記録を比べた日数 ÷ 暦の日数」を出して真ん中を取ると、およそ55%でした。このほかに、始まりか終わりが集計期間の外にあるか、記録の間隔があいて切れたまとまりが70本あります(最長は記録を比べた日で40日)。終わりまで見えたまとまりだけを集めると、長く続いたものが外れて短いほうへ寄ります。

なぜ「1位の顔ぶれが変わった回」と「前の日の1位が1社も残らなかった回」を分けるのですか

当サイトは、同じ日に複数の会社が同じ額で並んだとき、1位を1社に決めていません。並んだ会社をすべて1位として数えています。そのため、1位に並ぶ会社が1社増えただけでも「顔ぶれが変わった」ことになります。前の日の1位が1社も残らなかった回を別に数えると、読む人がこの2つを区別できます。なお、同じ1位として扱うのは公表された金額が完全に一致した場合だけです。わずかな差で順位が付いた日は、別の会社が1位になった日として数えています。

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