比較公開 2026-09-13スワアビラボ編集部

FX会社が公表している「スプレッド」は、同じものを指していない — 10社のページを同じ日に読んだ記録

FX会社のスプレッドを比べようとすると、会社によって数字の出し方が違うことに気づきます。1つの通貨ペアに複数の値を載せている会社があり、値が分かれる理由も注文数量・時間帯・表の種類と会社ごとに違います。同じ2つの通貨の組み合わせを、取引単位の違う別々の商品として並べている会社もあります。10社のスプレッド公表ページを1日でまとめて読み、それぞれがどういう形で値を並べているかを記録しました。各社のページから読み取った通貨ペアの種類、1つのペアが何行に分かれているか、行どうしで値が違っていた欄、そして当サイトがページのどこまでを読めているかという限界まで書いています。会社どうしの値の大小は比べていません。この記録は観測した日の時点のもので、毎日は更新していません(毎営業日そろえて記録しているのはスワップポイントのほうです)。

FX会社が「スプレッド」として公表している数字は、会社によって指しているものが違います。2026年9月13日の1日で、10社がスプレッドを公表しているページをまとめて読みました。同じ通貨ペアに値をいくつも載せている会社が5社ありました。 分かれる理由も会社ごとに違います。注文数量、時間帯、表の種類などです。 「この会社は0.2銭」のように1社を1つの数字で言い表すと、どの条件のときの値かが抜け落ちます。 このページに並べたのは、10社が値をどんな形で公表しているかの記録です。会社どうしの値の大小は比べていません。

同じ通貨ペアに、いくつの値が載っているか

下の表は、2026年9月13日に各社の公表ページを読んだ記録です。 当サイトの取得プログラムが作ったものを、そのまま並べています。並びは会社名の順で、数の大小では並べていません。当サイトが順位を付けるのは、スワップポイントの金額のように 数値そのものに高い・低いの意味がある場合だけです。

会社読み取った行数通貨ペアの種類1ペアあたりの行数(行数÷種類)行どうしで違っていた欄
みんなのFX1312(LIGHTを別に数えると13)1.00
ヒロセ通商78571.37時間帯によって変わる値・時間帯・ページ内の区画
外為どっとコム42421.00
外為オンライン24241.00
松井証券32321.00
楽天証券39381.03時間帯・注文数量の帯
DMM FX5423(ラージ・ミニを別に数えると31)1.74表の種類
GMOクリック証券96244.00区分・実績の最大値・提示できた割合
GMO外貨24241.00
SBI FXトレード136344.00注文数量の帯・基準の値・実績の最大値

「読み取った行数」は、当サイトの取得プログラムが作った行数です。ページに並んでいる行数とは限りません。 読んでいる範囲も会社によって違います(この記事の終わりの「この記録で言えないこと」に書きました)。

「通貨ペアの種類」は、読み取った行から通貨ペアの名前を取り出し、重複を除いた数です。会社が取り扱っている通貨ペアの数ではありません。

「行どうしで違っていた欄」は、同じ通貨ペアの行を並べたとき、値が食い違っていた欄の名前です(食い違った通貨ペアが多い順に3つまで)。 会社によっては、値の一覧ではなく「スプレッド実績」を載せたページを読んでいます。 「提示できた割合」「実績の最大値」といった欄が出てくるのはそのためです。

同じ通貨ペアで値が分かれる理由は、会社ごとに違う

1つの通貨ペアが複数の行になっていた5社について、行どうしで値が食い違っていた欄を数えました。かっこの中は、その欄で値が食い違っていた通貨ペアの種類の数です (各社が何種類あったかは上の表にあります)。 当サイトが「この会社は時間帯で分けている」と判断したのではありません。 同じ通貨ペアの行を並べて、値が違っていた欄をそのまま数えたものです。

  • ヒロセ通商 — 時間帯によって変わる値(14種類)・時間帯(13種類)・ページ内の区画(6種類)
  • 楽天証券 — 時間帯(1種類)・注文数量の帯(1種類)
  • DMM FX — 表の種類(23種類)
  • GMOクリック証券 — 区分(24種類)・実績の最大値(24種類)・提示できた割合(24種類)
  • SBI FXトレード — 注文数量の帯(34種類)・基準の値(30種類)・実績の最大値(23種類)

残る5社(みんなのFX・外為どっとコム・外為オンライン・松井証券・GMO外貨)は、 同じ通貨ペアの行どうしで値が食い違っている欄がありませんでした。ただしこれは「条件が1つしかない」という意味ではありません。時間帯による違いを、行ではなく横の列で公表している会社があるためです。 たとえば同じ行の中に「午前8時から翌午前3時」と「それ以外の時間帯」が並びます。 行で分けるか列で分けるかは書き方の違いで、条件があるかどうかとは別の話です。 早朝の値が広告の値と比べてどうなるかは早朝のスプレッドを実測した記事にあります。

同じ通貨ペアが、別々の商品として並んでいることがある

みんなのFXとDMM FXのページでは、同じ通貨ペアが、別々の商品として並んでいます。

  • みんなのFX — 当サイトが 「LIGHT」と読み取った行が1件ありました。この記事では元の通貨ペアと同じものとして数えたので、13件が12種類になっています。
  • DMM FX — 当サイトが 「ラージ」「ミニ」と読み取った行が8件ありました。この記事では元の通貨ペアと同じものとして数えたので、31件が23種類になっています。

1つにまとめたのは当サイトの判断です。会社側はこれらを独立した商品として個別に掲げており、 取引単位やスプレッドの条件が別に定められています。 そのため上の表には、まとめる前の件数も併記しました。 みんなのFXの2つのコースでスワップポイントが違うかは別の記事で実測しています

10社のページは、同じ種類のページではない

同じ「スプレッド」という言葉でも、ページの目的が違います。値の一覧を載せているページもあれば、「スプレッド実績」として、 提示できた割合や配信が止まった時間を開示しているページもあります。 当サイトが読んでいるURLは次のとおりです。

この記録で言えないこと

  • 会社が取り扱っている通貨ペアの数は言えません。読んでいるのはスプレッドの公表ページです。 そこに載っている通貨ペアが、その会社の取扱いの全部とは限りません。
  • ページにある表を全部は読めていない会社があります。松井証券(表3枚のうち1枚)、楽天証券(表2枚のうち1枚)、DMM FX(表3枚のうち2枚)、GMO外貨(表2枚のうち1枚)だけを読んでいます。読んでいない表の中身は、公開時点で3社について確かめました。GMO外貨のページは、注文数量でタブが2つに分かれています(同じ通貨ペアでも、タブによって値が違います)。 当サイトが読んでいるのは、ページを開いたときに選ばれている側です。 楽天証券と松井証券は、通貨ペアの一覧そのものは読めています。残りの表が何かは、まだ確かめていません。
  • ヒロセ通商とGMOクリック証券は、読んだ範囲を表の枚数では確かめられません。当サイトが取得したページのもと(HTML)に、表の形をした部分がなかったためです (別の形で組まれています)。値そのものは読み取れています。
  • 値の大小はここでは比べていません。条件がそろっていない数字を並べても、比較にならないためです。 スプレッドとスワップポイントが取引のコストとしてどう違うかは別の記事で扱っています。
  • この記録は2026年9月13日時点のものです。各社のページの作りや公表の形が変われば、ここに書いた形も変わります。 当サイトの他のページと違い、この記事の数字は毎日は更新していません。

スワップポイントのほうは、毎営業日そろえて記録しています

このページで見たのはスプレッドの公表の形ですが、当サイトが毎営業日そろえて記録しているのは 各社のスワップポイントです。そちらは条件をそろえたうえで数値順に並べています。

数え方と、配布しているデータ

2026年9月13日に、上のURLへ順にアクセスしてページを取得しました。 読み取りに使ったのは、当サイトが普段スプレッドの記録に使っているプログラムです。 読み取った行から通貨ペアの名前を取り出し、表記の違いをそろえてから種類を数えています (「米ドル/円」と「USD/JPY」、通貨名の省略形など)。この読み替えは当サイトの判断です。会社が「カナダ」と書いているものを、当サイトがカナダドルと読んでいます。 会社がそう書いているわけではありません。

この記事が使っている数字はspread-pair-count.jsonで配布しています(配布データの案内)。 各社ごとに、読み取った通貨ペアの一覧まで入っています。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 この記事の数値は、本文に書いた観測日にまとめて記録したものです。 当サイトの他の記事と違い、ページを作り直しても入れ替わりません。 最新の内容は必ず各社公式サイトでご確認ください。
計算ツール損益分岐日数 計算ツール

記事で見た数値を自分の条件で確かめられます。往復スプレッド費用を1日あたりのスワップ差額で割った日数(=損益分岐日数)を、計算例として表示する無料ツールです。

よくある質問

FX会社のスプレッドは、どの会社がいちばん狭いですか

このページでは比べていません。数えているのは値の大きさではなく、各社が値をどんな形で公表しているかです。1つの通貨ペアに複数の値が載っている会社があるため、まず「どの条件の値か」をそろえないと比較になりません。

「原則固定」と書かれていれば、いつでもその値ですか

いいえ。2026年9月13日に各社の公表ページを読んだ記録では、5社が同じ通貨ペアに複数の値を載せていました。同じ会社の中でも、条件が違えば公表されている値も違うということです。時間帯・注文数量・商品の区分など、何で分かれるかは会社ごとに違います。

この会社は何通貨ペアを取り扱っていますか

このページの数字からは言えません。ここに出しているのは、各社のスプレッド公表ページから当サイトが読み取れた通貨ペアの種類数です。会社が取り扱っている通貨ペアの数とは別のものです。読んでいるページの種類も、会社ごとに違います。

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