基礎公開 2026-09-24スワアビラボ編集部

FXのスワップポイントは何時の時点で持っていれば付くのか — 1日の区切りを10社の公式ページで読み比べた記録

FXのスワップポイントは、1日の区切りの時点でポジションを持っていると、その日の分が付きます。その区切りが日本時間の何時なのかは会社ごとに違い、呼び方も「営業日の切り替え」「取引日の1日」「日締め」「取引終了時点」「ニューヨーククローズ」と分かれます。当サイトが記録している10社について、公式ページの記載を読み比べました。スワップポイントが付く条件の文と、区切りの時刻の書き方を、会社名の五十音順に原文のまま並べています。米国の夏時間に合わせて区切りが1時間動くことと、切り替わる日も書いています。区切りの時刻と、口座に付く時間帯を別々に書いている会社があることにも触れています。時刻を確認できなかった会社は、そう書いています——時刻が決まっていないという意味ではありません。

FXのスワップポイントは、1日の区切りの時点でポジションを持っていると(翌営業日へ持ち越すと)、その日の分が付きます。 当サイトが記録している10社のうち8社が、言い方は違ってもこの形で公式ページに書いています。 区切りは会社ごとに決まっている1日の変わり目で、その時刻を日本時間で書いていたのは6社でした。 米国の冬時間では、SBI FXトレードが6時30分、楽天証券が6時55分、ヒロセ通商が6時59分です。外為どっとコム・DMM FX・GMOクリック証券は7時00分で、いちばん早い会社とは30分違います。2026年は11月1日まで米国の夏時間で、その間は6社とも冬時間より1時間早くなります。 いずれも2026年9月21日〜24日に各社の公式ページで確認した記載です。

区切りの時刻と、スワップポイントが口座に付く時刻は、同じとは限りません。GMO外貨と松井証券は、付く時間帯を区切りとは別に書いています。 SBI FXトレードは、区切りの時点で取引口座に反映すると書いています。

以下は各社が公表している文の引用です。当サイトの実測データではなく、会社が自分の言葉でどう書いているかを並べたものです。 たとえばDMM FXの公式ページ・2026-09-24取得には 「火曜日~金曜日は、07時00時点で営業日の切り替えを行っており当該時刻は追加証拠金の判定時間となります。」とあり、 同社のスワップポイントのページは「営業日クローズ時点でポジションを保有していた場合、営業日切替後、保有ポジションにスワップポイントが付与されます。」と書いています。

スワップポイントは、何を満たせば付くのか

10社のうち8社は、区切りの時点でポジションを持っていること、または翌営業日へ持ち越すことを条件として書いていました。 区切りの呼び方は会社ごとに違い、「営業日のクローズ時点」「営業日の終了時点」「ニューヨーククローズ」「各営業日の終了時(メンテナンスに入る時間)」などが使われています。 ニューヨーククローズは、ニューヨーク市場の1日の終わりを指す言葉です。

残る2社(外為オンライン・外為どっとコム)は、「ロールオーバー」によって発生するという書き方です。 外為どっとコムは、スワップポイント付与ルールのページで「ポジションの繰り延べを行なうことを「ロールオーバー」と言います」と説明しています(繰り延べは、先へ延ばすという意味です)。 外為オンラインの取引要綱では、スワップポイントの欄に「期間固定レートにて日々発生」とあります。 同じ欄には、「高金利通貨を買い持ちした場合には」受け取り、売り持ちでは支払うという説明もあります。 ロールオーバーの欄は「日々ロールオーバー処理されます。」です。 外為オンラインについては、1日の区切りの時点で持っていることを条件とする書き方は、当サイトが読んだページには見当たりませんでした。

表は、どれも会社名の五十音順です(英字で始まる社名は後ろ)。時刻を並べた表も、時刻の早い順ではありません。当サイトが数値の順に並べるのは、算出方法で宣言した指標だけです。 「」の中はすべて、表の日付に読んだ各社公式ページの原文です。 原文にある「建玉」(たてぎょく)は、ポジションと同じ意味です。

会社スワップポイントが付く条件として公式が書いている文読んだページ(取得日)
外為オンライン「期間固定レートにて日々発生」「異なる通貨のうち、高金利通貨を買い持ちした場合にはもう一方の通貨との金利差を受取る(利益)ことになり、売り持ちした場合には金利差を支払う(損失)ことになります。」「日々ロールオーバー処理されます。」
※取引要綱の「スワップポイント」の欄(1つ目と2つ目)と「ロールオーバー」の欄(3つ目)
取引要綱(2026-09-23)
外為どっとコム「スワップポイントとは通貨ペアにかかる通貨間の金利差調整額のことで、「ロールオーバー」を行うことにより発生し、その都度、評価損益に反映されます。」スワップポイント付与ルール(2026-09-21)・セーフティーネクスト(2026-09-21)・取引時間(2026-09-24)
ヒロセ通商「営業日の終了時点で未決済のポジションへ、1日分のスワップポイントが発生します。」取引要綱(LION FX)(2026-09-21)・信託保全(2026-09-21)
松井証券「取引日のニューヨーククローズ時点で保有し、翌取引日に持ち越した建玉に対して発生します。」スワップポイントカレンダー(2026-09-21)・FX取引ルール(2026-09-23)
みんなのFX「掲載のスワップポイントは、FX口座においてポジションを保有し翌営業日まで持ち越した場合に発生します。」スワップカレンダー(2026-09-21)・FXの取引時間(2026-09-24)
楽天証券「スワップポイントの付与タイミングは、各営業日の終了時(メンテナンスに入る時間)となります。メンテナンス時間に入った時点でポジションを保有していた場合、メンテナンス時間終了後、保有ポジションにスワップポイントが付与されます。」スワップポイント(楽天FX)(2026-09-21)・取引時間/取引可能日(2026-09-24)
DMM FX「DMM FXのスワップポイントは、各営業日のクローズ時点でロールオーバーしたポジションに対して発生いたします。営業日クローズ時点でポジションを保有していた場合、営業日切替後、保有ポジションにスワップポイントが付与されます。」スワップカレンダー(2026-09-21)・取引時間(2026-09-24)
GMOクリック証券「建玉を保持し、ニューヨーククローズを迎えると、スワップポイントが余力に発生いたします。」取引ルール(FXネオ)(2026-09-23)
GMO外貨「スワップポイントは、ポジションを保有したままニューヨーククローズをまたぐ事(=ロールオーバー)で付与されます。」スワップポイント(外貨ex)(2026-09-21)
SBI FXトレード「スワップポイントは、保有している建玉を翌営業日に持ち越すことで付与されます。」スワップポイントカレンダー(2026-09-21)

区切りの時刻は、会社ごとに何時なのか

1日の区切りを日本時間の時刻で書いていた会社は6社でした。 ここでいう区切りは、営業日や取引日の終わり・切り替え、またはニューヨーククローズのことです。 営業日・取引日は、会社が決めている1日を指します。 たとえば楽天証券は、米国の冬時間では、午前7時10分(月曜日のみ午前7時)から翌日の午前6時55分までを「取引日の1日」としています。

区切りの呼び方は会社ごとに違います。「営業日の切り替え」「取引日の1日」「日締め」「取引終了時点」「ニューヨーククローズ」と別々の語で書かれており、当サイトはこれらを同じ出来事として言い換えていません。 下の表のいちばん右の列は、各社の原文です。どのページの文かは、引用のすぐ下の※の行か、最初の表の読んだページの列に書いています。 取引時間や信託保全のページから引いた文もあります。

会社米国の冬時間米国の夏時間公式の書き方(原文)
外為どっとコム7時00分6時00分「お客様のご資産は、通常では前々営業日のニューヨーク(NY)クローズ(午前7時。米国夏時間の期間は午前6時)時点のものまでは、全額を対象として信託設定がなされております。」
※セーフティーネクスト(信託保全)のページの文で、預けたお金の扱いについての説明。表の時刻は、この文の括弧の中にあるニューヨーク(NY)クローズの時刻から取った。スワップポイントの説明のページには時刻が無い。取引時間のページには、平日のシステムメンテナンス時間帯として冬時間「午前6:55~午前7:10」、夏時間「午前5:55~午前6:10」とある
ヒロセ通商6時59分5時59分「毎営業日後(日本時間午前6時59分、米国夏時間適用時は午前5時59分)、通信を切断し、日締め作業及びメンテナンスを行います。」
※取引要綱の「メンテナンス時間」の欄の文。「毎営業日後」の時刻として書かれているので、区切りの時刻として表に入れた。同社の信託保全のページにある「米国時間で17時時点、日本時間では翌日午前7時」は、信託で守る金額を毎営業日計算する時点の記載で、表の時刻とは別のもの
楽天証券6時55分5時55分「午前7時10分(月曜日のみ午前7時)から翌日の午前6時55分までを取引日の1日とします。」「米国サマータイム期間は、午前6時10分(月曜日のみ午前7時)から翌日の午前5時55分までを取引日の1日とします。」
DMM FX7時00分6時00分「火曜日~金曜日は、07時00時点で営業日の切り替えを行っており当該時刻は追加証拠金の判定時間となります。」「火曜日~金曜日は、06時00時点で営業日の切り替えを行っており当該時刻は追加証拠金の判定時間となります。」
※取引時間のページの文。1つ目が冬時間、2つ目が夏時間の表の下にある
GMOクリック証券7時00分6時00分「ニューヨーククローズ時(米国標準時間 / 日本時間午前7:00 米国夏時間 / 日本時間午前6:00)」
※取引ルールの「値洗い(再評価)」の欄。スワップポイントの授受の欄はその次にある
SBI FXトレード6時30分5時30分「スワップポイントは、各営業日の取引終了時点(夏時間:5時30分、冬時間:6時30分)で、取引口座に反映されております。」

早い会社と遅い会社で30分の開きがあります(冬時間で、SBI FXトレードの6時30分と、外為どっとコム・DMM FX・GMOクリック証券の7時00分)。

残る4社は、当サイトが読んだページでは、1日の区切りを時刻で書いていませんでした。 ただし時刻そのものは、別の形で出てきます。メンテナンスの時間帯や、スワップポイントが付く時間帯だけを書いた記載は、区切りの時刻に数えていません。営業日の終わりと結び付けて書かれていないためです。

  • 外為オンライン — 取引要綱のメンテナンス時間の欄に、米国標準時間は「火曜日〜金曜日 午前6:55〜午前7:05」、米国サマータイムは「火曜日〜金曜日 午前5:55〜午前6:05」とある
  • 松井証券 — 取引日が変わる時刻を直接書いた文は、当サイトが読んだページには無い。FX取引ルールのページには「取引日は、取引時間終了のタイミングで変更します。」とある。同じページの注文受付時間・約定時間の表には、火~金曜日の時間として米国冬時間「07:10(※1)~翌06:55」、米国夏時間「06:10(※1)~翌05:55」がある。引用の中の「※1」は、松井証券のページにある注記の番号。スワップポイントの付与は「取引終了後のメンテナンス終了時刻(標準時間7:10/夏時間6:10)以降」とある
  • みんなのFX — 当サイトが読んだ取引時間のページに、平日の区切りの時刻は無い。みんなのFX自身の取引時間として書かれているのは週の始まりと終わりだけで、米国標準時間は「月曜日7時00分~土曜日6時50分」、米国夏時間は「月曜日7時00分~土曜日5時50分」とある。同じページには市場一般の説明として「日本時間21時~翌6時(冬時間は22時~翌7時)はニューヨーク時間と呼ばれ」という記載もあるが、みんなのFXの区切りとして書かれた時刻ではない
  • GMO外貨 — 「スワップポイント付与の時間帯」として「日本時間午前7時過ぎ(夏時間適用時は日本時間午前6時過ぎ)」とある(区切りの時刻ではなく、付く時間帯の記載)

GMO外貨の「日本時間午前7時過ぎ」は、付く時間帯の記載です。 原文の見出しが「スワップポイント付与の時間帯」で、同社はその直後に「メンテナンス終了後、順次反映が行われる為、反映までに時間が掛かる場合があります。」と書いています。

区切りを時刻で書いていないことは、区切りが無いことや、時刻が決まっていないことを意味しません。公式サイトの別のページに書かれている可能性があります。

夏時間と冬時間で、区切りはいつ1時間ずれるのか

区切りを時刻で書いている6社は、どれも米国の夏時間(サマータイム)に合わせて時刻を1時間ずらしています。 日本には夏時間が無いので、日本時間で見ると、区切りは1年のうちに1時間動くことになります。

切り替わる日について、外為どっとコムの取引時間のページ(2026-09-24取得)は 「冬時間(米国標準時間):11月第1日曜日~3月第2日曜日」 「夏時間(米国サマータイム):3月第2日曜日~11月第1日曜日」と書いています。2026年の11月第1日曜日は11月1日です。 この日を境に、上の表の時刻は冬時間の側、つまり1時間遅い時刻に切り替わります。

この読み比べでは言えないこと

  • 区切りの呼び方が違う会社どうしで、同じ出来事を指しているかは決められません。「営業日の切り替え」と「ニューヨーククローズ」が同じ瞬間なのかは、公表文からは読み取れません
  • 区切りの時刻と、スワップポイントが口座に付く時刻は、同じとは限りません。SBI FXトレードは取引終了時点で取引口座に反映と書き、GMO外貨と松井証券は付く時間帯を区切りとは別に書いています。 付いたスワップポイントがいつ自分のお金になるかはスワップポイントはいつ受け取れるのかにまとめています
  • いつ新規に建てたり決済したりするのがよいかは書いていません。当サイトは個別の取引判断に関わる情報を扱いません(算出方法)
  • 区切りをまたいでも付かない日があります。GMOクリック証券は「国内外の祝祭日の影響により、ニューヨーククローズ時点で建玉を保有していてもロールオーバーが行われないため、スワップポイントが発生しない営業日があります。」と書いています
  • 公表文は変わります。ここにあるのは表の日付時点の記載で、実際の条件は各社公式サイトでの確認が前提です

関連する記録

本記事は一般的な情報提供を目的としています。特定の取引の推奨・投資助言ではありません。 この記事の数値は、本文に書いた観測日にまとめて記録したものです。 当サイトの他の記事と違い、ページを作り直しても入れ替わりません。 最新の内容は必ず各社公式サイトでご確認ください。
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記事で見た数値を自分の条件で確かめられます。往復スプレッド費用を1日あたりのスワップ差額で割った日数(=損益分岐日数)を、計算例として表示する無料ツールです。

よくある質問

FXのスワップポイントは、何時の時点で持っていれば付きますか。+

会社ごとに決まっている1日の区切りの時点です。当サイトが記録している10社のうち、区切りを日本時間の時刻で公式ページに書いていたのは6社でした。米国の冬時間では、SBI FXトレードが6時30分、楽天証券が6時55分、ヒロセ通商が6時59分です。外為どっとコム・DMM FX・GMOクリック証券は7時00分でした。米国の夏時間の間(2026年は11月1日まで)は、この6社とも1時間早くなります。いずれも2026年9月21日から24日に各社の公式ページで読んだ記載です。

スワップポイントが口座に付く時刻も、区切りと同じですか。+

同じとは限りません。区切りとは別に、付く時間帯を書いている会社があります。GMO外貨は「スワップポイント付与の時間帯」を「日本時間午前7時過ぎ(夏時間適用時は日本時間午前6時過ぎ)」とし、「メンテナンス終了後、順次反映が行われる為、反映までに時間が掛かる場合があります」と書いています。松井証券は付与のタイミングを「取引終了後のメンテナンス終了時刻(標準時間7:10/夏時間6:10)以降」と書いています。一方でSBI FXトレードは「各営業日の取引終了時点(夏時間:5時30分、冬時間:6時30分)で、取引口座に反映されております。」と、区切りの時点で取引口座に反映すると書いています。

その日のうちに決済したポジションにも、スワップポイントは付きますか。+

当サイトが記録している10社のうち8社の条件文は、区切りの時点でポジションを持っていることを前提に書かれています。8社の中には、翌営業日へ持ち越すことを条件として書く会社もあります。たとえばヒロセ通商は「営業日の終了時点で未決済のポジションへ、1日分のスワップポイントが発生します。」、SBI FXトレードは「スワップポイントは、保有している建玉を翌営業日に持ち越すことで付与されます。」と書いています。書き方どおりに読むと、区切りより前に決済したポジションは、その日の分が付く条件に当てはまりません。当サイトは、いつ決済するのがよいかは書きません。

米国の夏時間と冬時間は、いつ切り替わりますか。+

外為どっとコムの取引時間のページは「冬時間(米国標準時間):11月第1日曜日~3月第2日曜日」「夏時間(米国サマータイム):3月第2日曜日~11月第1日曜日」と書いています。2026年の11月第1日曜日は11月1日です。この日を境に、区切りを時刻で書いている会社の時刻は、冬時間の側(1時間遅いほう)に切り替わります。

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